偉人の力の源泉
人間の力にはそれぞれ限度があるとも
言えますが、同時にまた他面からは、際限が
ないとも言えるのです。
それはちょうど井戸水みたいなもので、
なるほど一方には、水のよく出る井戸もあれば、
また出のよくない井戸もあると言えましょう。
しかし実際には、水をかい出して、もう
出なくなったと思っても、しばらくすれば
またちゃんと元のように溜まっているのです。
人間の力もまあそんなもので、もうこれ以上は
やれないと思っても、その人にして真に精進の
歩みを怠らなければ、次つぎと先が開けてくる
ものであります。
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