其の中にあり 020523

この春、京都の宿に泊まった。
大酒のみの仲間とともに。
それは円山公園の山手にある「其中庵」。
民家を宿にした、静かなところ。
一日2組しかお客様をとらない。
朝ごはんのみを、頼めば作っていただける。
抜群の朝ご飯。豆腐、漬物、ご飯がおいしい。
決して、はでさはない宿だが、なんともいえない人の
気持ちが伝わる。
お別れのとき、誰かが尋ねた.。
「其中庵(きちゅうあん)ってどういう意味?」


女将さんがこたえた。「それは中国孔子の・・・・・・・・」
なんだか忘れていた。
今朝、家の洗面所にかけてあるたんざく言葉を読んだ。
なんと!  書いてあった。
「粗食を食い、
 水を飲み、
 ひじを枕とする
 楽しみ其の中にあり 」
  —孔子
 ありがとうございます。