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昭和20年8月、昭和天皇は連合国の発したポツダム宣言の受諾を決断され、先の大戦を終わらせられた。以下がその時の詔勅の主要部分である。
「然ルニ交戰既(すで)ニ、四歳(よとせ)ヲ閲(けみ)シ、朕カ陸海將兵ノ勇戰(軍)、朕カ百僚有司(役人)ノ勵精(れいせい)、朕カ一億衆庶(しゆうしよ、一般国民)ノ奉公、各ゝ、最善ヲ盡(つく)セルニ拘ラス、戰局必スシモ好転セス。世界ノ大勢また我ニ利アラス。加之(これにくわえ)、敵ハ新ニ、殘虐ナル爆彈(原子爆弾)ヲ使用シテ、頻(しき)ニ無幸(むこ)ヲ殺傷シ、慘害ノ及フ所、眞ニ測ルヘカラサルニ至ル。而モ尚、交戰ヲ継続セムカ、終(つい)ニ、我カ民族ノ滅亡ヲ招來スルノミナラス、延(ひい)テ人類ノ文明ヲモ破却スヘシ。斯ノ如クムハ、朕、何ヲ以テカ、億兆ノ赤子(臣民)ヲ保シ、皇祖皇宗ノ神靈(みたま)ニ謝セムヤ。是レ、朕カ帝國政府ヲシテ、共同宣言ニ應(おう)セシムルニ至レル所以(ゆえん)ナリ。
“「昭和天皇の詔勅」奥之院通信 R3 6/29” の続きを読む