森 信三 運命をひらく 365の金言 16 「しつけの三原則」

しつけの三原則

一、朝、必ず親に挨拶をする子にすること。
二、親に呼ばれたら必ず、「ハイ」とハッキリ
  返事のできる子にすること。
三、ハキモノを脱いだら、必ずそろえ、
  席を立ったら必ずイスを入れる子にすること。

 このしつけのコツはというと、まず、母親自身が、
ご主人に対して朝の挨拶をハッキリとするようにし、
また、ご主人から呼ばれたら、必ず「ハイ」と
はっきりした返事をするように努力をすることです。

 この「ハイ」という一語によって、その人は
「我」を捨てるわけです。つまりそれまでの意地や
張りの一切を投げ捨てるわけです。同時に、それによって
当の本人はもとより、一家の人びとの雰囲気までが
変わり出す。