「あなたは肉体のすることを蔑むが、自分のすることは蔑まない」
肉体とあなたは異なると明確ですね。
肉体はあなたの意志するとおりに動きますが、
肉体は実際は何も知りませんね。
運転手のいない車のようなもの。
だから肉体は「生まれることも、死ぬこともない」んですね。
どうしても肉体が自分の自己だと思い、それがなければ
自分の自己が失われると考えがちです。
このことが秘密の誓いであって、離れて歩んでいこうとする
兄弟の一人ひとりと自分が交わしたもののようです。
ですからどう考えるのかということであって、
自分と兄弟との間に隔たりがあるか、さもなければ
自分と兄弟とは一なるものであるかのどちらかで、
この二つしかありませんね。
この世界では一つであることを目的とするときに、
肉体は癒されるし、この目的のためであれば、
肉体が病気になることはありえません。
「病気とは肉体が苦痛をこうむるようにと、
肉体にむけられた怒りそのものである」
「あなたは肉体のすることを蔑むが、自分のすることは蔑まない」