今週までの3週間、テレビBSでは
韓国のテレビドラマ「オールイン」全24回分を
毎平日2回分再放送していた。
ひさしぶりにはまった、それも夫婦で。
「冬のソナタ」などの韓国ドラマの人気の原因って
なんなのだろう。
厳格な儒教の国、韓国。
子は親に、女は男に、兄弟は目上の兄弟に、
弟子は師に礼節と孝をもってつくすもの。
お酒の席での飲み方をみているとよくわかる。
そしてため息の多いこと。
恨息(ハンスン)の実態をドラマに見た。
日本の戦前までの人間関係、家族関係そのものが
韓国にあるかのようだ。
そして純愛。
まだ人間の愛情なのだけれど、
日本人の真摯に一人を思うことの希薄さの現状が、ドラマに
引き寄せている理由なのだろうか。
「オールイン」のラストはハッピー。
うるうるしている夫婦の後で息子がつぶやく。
「不機嫌なジーンとだいぶちがうなーー。」
木曜日には「チャングムの誓い」がある。
韓国版「おしん」みたい。
日本の母たちはどきどきしながら見ているのだろうか。
毎週待ち遠しくてワクワクすることが
あるって、それだけで人生は豊かに楽しい。
たとえそれが神様にとって、愚かなことであっても。
過ぎ去ったことをなつかしみ、
もどらぬ現状にため息をつく。
どこへいくのか大和民族。
ささいなことに日常は満ちている。
ありがとうございます