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今回は「いっぷくからのありがとう」さんの2024年11月12日の記事を紹介します。
「何時までも一緒にいたい」
今日は「腹六分」についてです。
みなさん、過ぎたるは及ばざるが如しって言葉聞いたことありますか?
何事も、ほどほどが肝心で、やり過ぎることは、やり足りないことと同じように
良いこととは言えない。
良いと言われることでも、やり過ぎは害になるということ。
だそうです。
特に人とのお付き合いにおいては、大切なことです。
人との付き合い方に対して、美輪明宏さんは、こんなことを仰っています。
<引用開始>
朝日新聞朝刊「悩みのるつぼ」、悩み相談に対する美輪明宏の回答より。
人間の付き合いというのは、「腹六分」がちょうどいい。
いつまでも付き合える人は一生に何人も出てこない。
親友なんて1人できればいい方で、助けが必要な時にはいつでも助けてあげて、
普段は当たり障りのない距離で見守っている人のことでしょう。
「水臭いじゃないの」と何から何まで悩みも聞き、金も貸してくれる、
そんな便利な人はいるはずがない。
離れていく人は、ニセ者だから惜しむ必要はありません。
本物は離れません。
昔、三島由紀夫さんが切腹事件を起こす直前のことです。
私の楽屋を訪ねてきました。
はっきりは言いませんでしたが、
「最後のあいさつ」に来たことがそれとなくわかりましたから、
「何で私たちは、18年も付き合えたんでしょうね」と聞いたのです。
すると三島さんは、
「ひざの上に乗るからなでてやったら、図に乗って、肩まで上ってくるやつがいる。
しまいには頭に上って、顔までなめるやつがいる。
キミにはそういうところが一切なかったからな」と言ったのです。
暮れと年始のあいさつに、彼の家に行ったことがありましたが、
彼が私の家に来たのは18年で2回だけ。
横尾忠則さんや瀬戸内寂聴さんなど、今も親しくさせて頂いている方たちもみんなそうです。
仲良しだけれども、つかず離れず、それが大人の関係というものでしょう。
<引用終了>
さて、エネルギーは常に流動しています。
ですので時に、あるグループにエネルギーが集中し、皆が急激に親しくなり
強烈な仲間意識が芽生えることがあります。
何をやるにも一緒、そしてその時は、全員が同じ方向を向いています。
気持ちが良いのです。
大好きなので、意識が高揚します。
でも見えない所では、エネルギーの集中が刻々と極限にまで達しようとしています。
(本人達は全くエネルギーの流れについては、意識していません。
ただ心許せる親しい友が出来て 嬉しいだけなのです)
ですが、この状態はブッダの言う中庸の状態ではありません。
ですので、いつしかムりが来ます。
そしてエネルギーのひずみが発生します。
物理的な宇宙の法則の一つですが、宇宙は、ひずみが発生すると、それを是正しようという
逆のチカラを発揮してきます。
要するにバランスを取ろうとするのです。(これがフリーエネルギーの基本理論になります)
その結果、ムリが来ていた部分(エネルギーが集中していた所)のエネルギーは
離散していくことになります。
それはまるで風船がはじけるように一瞬で破裂・爆発してしまう事になります。
そして、その爆発によって、エネルギーの過度な集中は終わりを告げます。
人と人とに発生していたエネルギーであれば、それをきっかけに、集まっていた人達は
バラバラに離れて行きます。
そして、その離れた理由は、エネルギーの観点からみれば、どうでもよい事。
つまり後付けで理由付けされます。
人それぞれの理由が作られます。
ですが、それも大きな意味はありません。
しばらくすれば、また別のエネルギーの流れが、発生しますから、その様なことがあった事は意識から段々と薄れて行きます。
何故なら、大切なのは、そこで味わう様々な感情だからです。
このようなことが、私達の生活の中で、日々刻々と行われています。
(3年前にはあんなに親しく、いつも一緒だったのに、今はどうしているのかしら?・・
なんてことありませんか?)
そういうエネルギーの流れによって、集中の時は、嬉しい・楽しい。
離散・爆発の時は、その逆の感情を味わうことになります。
もし今、急激に親しくなりつつある人達がいるのであれば、それはそれで、良いこと、
素晴らしいことです。
楽しいし、日々の笑顔や活力が生まれますから。
でも、もし、それを長続きさせたいのであれば、急激な形ではなく、美輪さんの仰るように
人間の付き合いというのは、「腹六分」がちょうどいい。が理想ではないかと思います。
長続きする一生涯の良き関係を築くことが出来るからです。
エネルギーの集中と離散、これは自然なことです。
何も、誰も悪くありません。
世の中は 諸行無常 ですから。
常に変化しています。
人それぞれ、学ぶべきことも、学ぶ順序も、スピードも異なります。
神様が、そこにエネルギーの集中を、どうして起こしたかと言うと、
その時に、そのグループでの、学びの体験が必要だからです。
それが終われば、神様は エネルギーの離散(破壊)を起こし、それぞれを別の道に誘います。
もしここで悪いことと言えば、唯一
・そこに執着し、
・しがみ付き、
・昔は良かった。。
・どうしてあの人は?
となるのが悪いくらいです。
それが神様のやり方ですから。