光文書 (ヒカリモンジョ) Vol.800+30+115 新しい建国神話

Vol.800+30+115

光文書
(ヒカリモンジョ)

Vol.800+30+115
新しい建国神話
この二千二十四年で、これまでの日本をひとつの時空に置いていた言葉の結界が完全に切れようとしています。その結界とは、古事記と日本書紀という日本の建国神話です。
千九百四十五年の敗戦以来、日本はアメリカに占領され、精神的にはいまも占領されていた七年間をそのまま継続しているという状況が続いています。この現状は、アマテラス天皇の時代は、すでに終っていたということでもあります。

それは、歴史を作ってきた人間の責任でもあり、そこに関与したはずの神々の責任でもあります。「最終知識」には、人間のように死という終わりのない神界のルールが、「役割を終えたものは去るのが正しい」という言葉で示されています。
役割を終えたものは去り、新しく役割を担うものが、現われなければならないということです。
それが、宇津神であり、地津神という新しい神名で示されている存在ということになります。宇津神は、天津神の進化系であり、地津神は国津神の進化系であるということもできますが、その背後には、かつて天と呼ばれたところが、百三十七億年もの時空である宇宙であり、かつては日本列島だけの国というものが、地球サイズに拡大したという人知の到達点に対応した神格の変化を伴なうものなのです。
神や神々が、人間を乗り物としてきたのは、その人間が役割を達成することで、その親神たる存在の能力も向上したからなのです。
そのことを示すものが、多くの建国神話で、一神教の世界支配が進行する前には、それぞれの民族には、独自の建国神話があったはずなのです。
ここで、人間は死ぬが、神は死なないということが重要になります。
いまのアメリカ合衆国の建国神話のようなものは、ヨーロッパのキリスト教徒の一部の理想主義者たちが、自分たちの手で神の国を作ろうとしたところに、その物語の起源を持ちます。しかし、すでに北米大陸には先住民族が多数、生活していました。
その先住民を殺し、盗んだ結果、生まれたのが、アメリカという人造国家なのです。

その自分達の行ないを偽証して、さも、自分たちが神の祝福を受けたかのような物語を紡ぎ続けてきたのが、アメリカ人ということです。
トランプ大統領が目指すアメリカとは、そうした建国神話を復活させた社会のように見えますが、歴史とは、そのような人間の思いを超えたパワーを秘めているのです。
一神教の時代、地球の多くの神々は、日本列島に逃れたり、地の底に隠れて時を待っていたのです。それらの神々が、その地に生まれる人間のたましいのもとに、これからなっていくことになっています。
日本でも、これから新しい建国神話が生まれることになります。
同じように、アメリカでも、新しい建国神話が生まれることになります。
それは、日本から出た光が、西へ向かいアメリカに新しい時代をもたらすことで生まれるものなのです。
たましいのルーツ的には、ネイティブなインディアンと呼ばれた人々は、日本人と同じものを持っていたということを、忘れるべきではありません。そして、そのたましいの半分は、土地の神格に由来するというのが、地球本来のルールなのです。
長い歴史としてのアメリカ史で見るならば、ホピ族の予言は正しかったと、近い将来、認識されるようになるだろうということなのです。
アメリカは日本に勝利し、占領し、日本をアメリカ化しましたが、日本に置かれていた日本の仕組みの発動により、文化的、文明的に日本化していくことで、アメリカ人の多くは、ネイティブアメリカンのたましいの持ち主にと変わるということです。
本来、この情報はトランプ大統領が正式に就任した二千二十五年に入ってから公開すべきものだったのですが、いまの世界情勢の急激な変化を見ると、アメリカにも日本にも時間は残されていないと思われるので、このタイミングで公開することにしました。
メイクアメリカグレートアゲインの先にあるアメリカとは、過去の過大な罪を認識することからしかはじまることはないということです。それは、アメリカの世紀が終わり、この世界の新しい仕組みが生まれる期間がスタートすることを意味します。その時代を、いまの日本、日本人は考えはじめなければなりません。
そこから、日本の新しい建国神話も生まれるのです。
神紀四年(二千二十四年)十二月十九日 積哲夫 記