息子の貴央が行こう!行こう!って
前宣伝が騒がしかった「ゲド戦記」。
土曜日の笹島109というシネコンレイトショーで
見ました。そしたら今日は友人の水野さんが行くって言ってました。
レイトショーのエグゼ席は凄いそうです。(笑)
それで見た後こんなにグルグル登場人物のことが
気になる映画はいまだかってない感じです。
そしてその登場人物たちどうしの関係みたいなものもです。
決して壮大なスペクタクルでもなく、
登場人物も多くなく、かといってこじんまりした映画でもない。
だから数日後も頭がグルグルして、
また見たくなるのでしょうか。
あの言葉たち。
狂気さえ存在の理由。?
「いのちを大切にしないような人間は嫌いだ!」
主人公の少女テルーは親殺しの王子アレンに言い放ちます。
アレンの影は「僕は彼には入れないから。」
といってテルーに融けこみ、アレンに近づき、そして・・・。
生き方を求めてさまよう人間たち。
なんのために生きているのかがわからなくても、
毎日の与えられた場面での他者との関わりこそが
その答えだと言っているかのようです。
家族でなくとも支えあい助け合い分かち合うことが
できるのが人間でもあります。
大昔はこの世のもの以外のものとも
共生できたのでしょうか。
置き忘れてきた神性を、
思い出してくださいと、
きこえたような気がして。
つがいでなくとも人はだれでも偉大な光です。
求めるうちは得られない。
ただ知るだけでいいのかも。
遠い旅路・・・。
製作者の自分と全体。
一体全体。