随想 伊路波村から24~糸

木曽駒のカルパで 円柱にもたれて
プライナスライブのカバー曲 「糸」を聴いていた。

一番が終わり 間奏の最中に 物凄い感慨が
胸に染まって 嗚咽しそうになった。

素敵な詩だけど いつもは 「別に・・・」なんだけれど。
あなたに 会えた今日・・・ 

いつ会えるかも わからない まだ知らないあなた。

そして 時間がたち 分かれなくてはならないあなた。

どんなあなたも あなたと私の 縦と横の糸が
綾なす模様で 描かれる波となって
私を成長させてくださる。

そしてそのあなたとの波は 他の誰とも異なる模様なのだ。

時代の大きな波の中で 他人には話せないことを
きっとたくさんの人々が胸にかかえているんだろう。

身体のこと こころのこと 仕事のこと 経済のこと 人間関係 家族のこと・・・。

私も含めて 近くの人々の人生が 大きく変化していく模様を
たくさん見させていただくこの頃。

外に翻弄されない 強い心が欲しいと
みんなが願うのだろうか。

崩れない心と 動かない軸を求めて
歩き続ける人生。

夜の闇の中 話合う人々
お人の 暖かな心に触れて
すこしは やさしくなれただろうか。

幸せな空間  たくさんの人々・・・。
どこへ いざなわれるのだろうか これから。
どんな人に 会うんだろうか この先。

その人は 待っているのだろうか。