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田中宇の国際ニュース解説 無料版 2020年4月16日 http://tanakanews.com/

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ウイルス危機が世界経済をリセットする(下) http://tanakanews.com/200412reset2.php
ウイルス危機が世界経済をリセットする(上) http://tanakanews.com/200411reset.php
中央銀行群はいつまでもつか http://tanakanews.com/200407dollar.php

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★コロナ危機はまだ序の口
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これまで、新型コロナウイルスのワクチン開発にかかる時間は「18か月」だと言
われてきた。3月末に米トランプ大統領が「3-4か月でワクチンができる」と言
ったのを、トランプ政権のコロナ対策担当者であるアンソニー・ファウチが「そ
んなに早くは作れません。早くても12-18か月はかかります」と訂正し、それ以
来「18か月でワクチンができる」という話が世界的にひとり歩きしている。来年
秋まで頑張ればみんなワクチンを注射してもらってコロナ危機は解決できるとい
う話を、マスコミも好んで流布してきた。だが実のところ、18か月は非現実的だ。
一般に、ワクチンの開発には長い検証期間が必要で、8-10年かかる。検証期間を
短くしてしまうと、副作用や効果の面で問題が起こり、コロナにかからなくなる
プラス面より、副作用などのマイナス面の方が大きくなる。

http://edition.cnn.com/2020/03/31/us/coronavirus-vaccine-timetable-concerns-experts-invs/index.html
The timetable for a coronavirus vaccine is 18 months. Experts say that’s risky

http://www.businessinsider.com/coronavirus-vaccine-quest-18-months-fauci-experts-flag-dangers-testing-2020-4
Fauci said it will take 12 to 18 months to get a coronavirus vaccine in the US. Experts say a quick approval could be risky

WHOによると、現在70種類のコロナのワクチンが世界で開発中で、そのうち
の3種類は、すでにヒトに投与・接種する開発段階に入っている。動物実験を省
いて、その先の段階に入っているのだろう。しかしそれでも、これから18か月で
これらのどれかが広範に実用化されるのか疑問だ。ヒトに投与開始してから、そ
れを大規模にしていき、検証を終えるまでに何年もかかるのがふつうだ。18か月
は楽観的すぎると、多くの専門家が指摘している。

http://www.mr-mehra.com/2020/04/70-coronavirus-vaccines-in-works-three.html
70 coronavirus vaccines in the works, three being tested on human: WHO ../2004/0414dm.txt

http://nationalinterest.org/feature/why-coronavirus-vaccine-may-be-years-away-140152
Why A Coronavirus Vaccine May Be Years Away

オックスフォード大学の専門家(Sarah Gilbert)は、すべてがうまくいけば
「18か月」よりさらに前倒しで、今年9月にワクチンが完成する可能性が80%だ
と言っている。そんなに急いで作って、実用化した時に副作用などの問題が起きな
いだろうか。「80%の完成度」みたいな感じで実用化されることにならないのか。
副作用が起きる可能性がわずかでもあると、それだけでコロナ自体の致死率を上
回ってしまう。副作用がわずかでもあるワクチンだと、人々は敬遠して接種を
受けたがらない。そういうものを強制すると「やっぱり政府は製薬会社の利益の
ために動いているんだ」とみんなが思い、猛反発が起きる(日本人の多くは軽信
者で政府の言いなりなので反発しないかもしれないが、他の国々の人々は必ずし
もそんな馬鹿でない)。現実的に考えて、ワクチンは2023-24年まで出てこない。

http://www.yourdestinationnow.com/2020/04/coronavirus-vaccine-could-be-ready-by_11.html
Coronavirus vaccine could be ready by September with an 80% likelihood it will work, says Oxford University expert leading research team

http://www.scoopyweb.com/2020/04/why-is-it-so-hard-to-make-coronavirus.html
Why is it so hard to make a coronavirus antibody test? Scientists admit it can take YEARS to find the exact antibodies made by any infection – but say it’s happening at ‘lightning speed’ for COVID-19

コロナの致死率、と書いたのでついでに書いておくと、積極的な検査をしている
米独の最近の研究によると、米国では人口の約1割にあたる2800万人がすでに感
染ないし治癒しており、致死率は0.1%だという。ドイツでは人口の15%がすでに
感染ないし治癒しており、致死率は0.37%だという。コロナの致死率は、以前に
言われていたのの5分の1以下で、一般のインフルエンザ並みだ。日米など、コ
ロナの恐怖感を扇動したい国が多いので、致死率の低さはできるだけ報道されな
いようになっている。致死率がこれだけ低いと、ワクチンの副作用の方が被害が
大きくなる。

http://www.womensystems.com/2020/04/big-news-new-study-finds-28-million.html
New Study Finds 28 Million Americans Likely Infected by Coronavirus ― Puts US Mortality Rate at 0.1% Just Like the Seasonal Flu

米独では、人口の10-15%がコロナの抗体を体内に持っていることになるが、人口
の60%が抗体を持つと「問題解決」の水準である集団免疫が形成される。米独よ
り1か月早くコロナ感染が始まった日本や韓国では、すでに40%ぐらいの人が抗
体を持っているのでないか。集団免疫まであと一歩ということになる。米独など
欧米では、集団免疫まで1か月ぐらいか。欧米も日本も都市閉鎖や極度の外出自
粛をやっているので、その分、集団免疫の獲得は遅くなる。しかし、トランプは
「米国の感染は山を越えた」と言った。米国がいま山を越えているなら、先に感
染拡大した日本はとっくに越えている。しかし、安倍の日本はトランプから「都
市閉鎖と同等のことをやれ」と命じられているので、そんな話にはならない。

http://www.cuzzblue.com/2020/04/german-study-shows-coronavirus.html
German study shows coronavirus mortality rate of 0.37%, five times lower than widely reported numbers

新型ウイルスの被害は、致死率だけでなく、重篤性においても、言われているよ
り低い感じだ。世界各地で、中程度以下の発症者のために作られた即席病院に入
院する人がとても少ない状況になっている。英国では全国の6カ所に、展示場や
体育館などにベッドを置いた「ナイチンゲール病院」を作ったが、ほとんど入院
者がいないままだ。4千床を計画したロンドンのナイチン病院は開設から1週間
たったが19人しか入院していない。マンチェスターやバーミングハムでは、まだ
誰も入院していない。7つ目のナイチン病院は作るのを棚上げした。

http://www.dailymail.co.uk/news/article-8218299/Londons-Nightingale-Hospital-sits-19-coronavirus-patients-treated-Easter.html
London’s new Nightingale Hospital treats ‘just 19 coronavirus patients over the Easter weekend’ despite having a 4,000-patient capacity

http://www.bbc.com/news/uk-england-tyne-52284262
Washington Nightingale hospital ‘may not be needed’

米国では陸軍が、感染者多発のシアトルのアメフト球場を野戦病院したが、ここ
も入院者がいないので4月10日に撤去することが決まった。日本でも、東京都や
神奈川県などがホテルや保養所を軽症者用の入院施設にしたが、神奈川県では
20人ほどしか滞在していない。英米日とも、無発症やすぐに治ってしまう軽症者
が意外と多いと考えられる。

http://www.military.com/daily-news/2020/04/10/armys-seattle-field-hospital-closes-after-3-days-without-treating-single-patient.html
Army’s Seattle Field Hospital Closes After 3 Days, Without Treating a Single Patient

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200415-00000023-asahi-sctch
「弁当体に合わぬ」軽症者の入所進まず

英米日では「入院者が少ないのは、人々が外出を控え、政府の言いつけを聞いて
社会的距離をちゃんと取っているからであり、政府やマスコミがガミガミ言わな
かったら軽症者用の施設も満員になっていたはず。都市閉鎖はまだまだ続けねば
ならない」という自己正当化がマスコミで席巻している。「コロナ自身の特性と
して、言われているほど重篤性がないのでないか」「各国政府はコロナの重篤性
や致死性を誇張しているのでないか」」といった見方は、公式論として厳禁だ。

http://www.ukcolumn.org/article/coronavirus-lockdown-german-lawyer-detained-opposition
German lawyer detained for opposition

German Lawyer Who Criticized Lockdown Arrested, Taken to Psych Ward


German Lawyer Who Criticized Lockdown Arrested, Taken To Psych Ward

ドイツでは「都市閉鎖の政策は、感染拡大阻止の効果が疑問で、憲法違反でもあ
る」と主張して都市閉鎖に反対する政治運動を始めようとした医療に詳しい弁護
士(Beate Bahner)が、逮捕され、監獄の精神病棟に入れられてひどい目にあっ
ている。日本では、テレビに出続けたいタレントや著名人たちが外出自粛の政策
の提灯持ちの言動を大政翼賛的にやっている。国民は「自粛=自由意志」で強制
されている。戦前よりはるかに巧妙だ。もしくは、今の人々が戦前より騙されや
すい間抜けになっている。

http://www.achgut.com/artikel/klaegerin_beate_bahner_in_psychatrie_eingewiesen
Kl�$(D+#gerin Beate Bahner in Psychiatrie eingewiesen

http://www.google.co.jp/search?q=german+english
ドイツ語から英語への翻訳。かなり正確。翻訳家は小役人的に傲慢なので失業な。笑

前回の記事「日本のコロナ統計の作り方」にも書いたが、日本政府は非常事態宣
言の発令と同時に、日々のPCR検査数を増やすことで統計上の感染者数の増加
幅を拡大させることで「感染拡大が今にも爆発しそうな事態」を演出している。
トランプなど国際勢力からの政治圧力で、日本は、実際の感染状況と関係なく、
非常事態宣言と経済の全停止をやらされている。非常事態宣言が決まった4月7日
以降、4月15日までの日々の検査数は平均すると1日5340件で、それ以前の
4日間の平均の2915人よりかなり増えた。それを受けて日々の感染者数も、以前
の300人程度から、500人程度へと増えた。この増加は、感染状況がひどくなった
からでなく、検査数を増やしたからにすぎない。日本政府は事態を誇張すること
で、経済全停止をやっている。トランプから経済全停止を命じられたので、事態
を誇張して命令に従ったのだろう。コロナ危機は、医療の問題でなく国際政治の
問題だ。

http://tanakanews.com/200409japan.htm
日本のコロナ統計の作り方

http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/houdou_list_202004.html
厚生労働省 報道発表資料

米国では、5月中旬から都市閉鎖を少しずつ解除していく方向で、最初は小学校
や保育園の再開からやるようだ。早く都市閉鎖を解除したいトランプ政権と、
(大きな政府が好きなので)年末までかけてゆっくり解除していきたい民主党の
州知事たちがここ数日、主導権争いを展開した。結局、権限は州知事にあるもの
の、知事たちはトランプが作ったガイドラインに沿ってやるという折衷案で談合
が成立した。米国が閉鎖解除に動き出すと、トランプの命令で都市閉鎖に準じる
非常事態宣言を出していた安倍の日本も、非常事態の解除に向けた動きに入りそ
うだ。

http://www.washingtonpost.com/health/2020/04/14/cdc-fema-have-created-plan-reopen-america-heres-what-it-says/
CDC, FEMA have created a plan to reopen America. Here’s what it says

http://www.zerohedge.com/geopolitical/white-house-leaks-draft-plan-reopen-american-economy
White House Leaks Draft Plan To Reopen American Economy

しかし、閉鎖解除がすんなり進むとは思えない。閉鎖を解除すると、感染が再拡
大する。閉める時より開ける時の方が大変だと、2月に中国が都市閉鎖をやって
いる時から言われていた。今後を「予測(という名の「こうやります」という宣
言)」する米国の金融界などの権威筋は最近「事態が以前の平常に戻るのは
2023年だ」と言い出している。コロナ危機は3年続くことになる。4月初めまで
「危機が終わるのは18か月後」「2022年には平常に戻る」と言われていたが、
その後、危機の期間が1年伸びた。

http://www.zerohedge.com/markets/jpm-sees-global-profits-cratering-70-q2-no-recovery-until-2023
JPM Sees Global Profits “Cratering” 70% In Q2, No Recovery Until 2023

http://www.zerohedge.com/markets/goldman-after-crash-2020-corporate-earnings-wont-recover-until-2023
Goldman: After The Crash Of 2020, Corporate Earnings Won’t Recover Until 2023

2020年は経済が50%ダウン、2021年は25%ダウンで、2022年にダウンした分を取り
戻し、2023年から本調子に戻る、といったシナリオだ。ウイルスの脅威がなくな
っても、人々は危機感がトラウマになっており、感染を恐れるあまり余暇に外出
してカネを使うことをやりたがらなくなるので、消費やサービス業が経済の70%
を占めている先進諸国の経済はなかなか蘇生しないといった、まことしやかな説
明も最近喧伝されている。

5 reasons why the ‘V-shaped recovery’ is a fantasy


5 Reasons Why The “V-Shaped Recovery” Is A Fantasy

このようなシナリオからは、権威筋がコロナ危機の長期化を望んでいると感じら
れる。この感覚からすると、5月に始まる経済の再開は限定的であり、再開は一
進一退しながらゆっくり進んでいく。再開に時間がかかっているうちに企業の倒
産、失業や貧困が増え、経済的な被害が拡大していく。すでに米国のフードバン
クは備蓄が払底し、多くの失業世帯が飢餓に近づいている。暴動になる。経済被
害の穴埋めは、米連銀(FRB)など中央銀行群による造幣・QEでまかなわれ
る。航空各社など産業界が国有化されていき、金融界も株や債券の下落分がQE
の資金で穴埋めされて「金融市場の国有化」が進む。米日欧の中銀群は、コロナ
危機の経済損失をすべて負担させられ、最終的に機能不全に陥る。米国の覇権や
ドルの体制が破綻する。

Food Banks Warn They Will Soon Run Out Of Food As Economic Suffering Explodes All Over America


Food Banks Warn They Will Soon Run Out Of Food As Economic Suffering Explodes All Over America

http://www.investmentwatchblog.com/could-u-s-airlines-be-nationalized/
Could U.S. Airlines Be Nationalized?

そこまで到達するのにかかる時間が2-3年なので、コロナ危機を3年間続けよう
ということのようだ。米国の中枢にはトランプなど、覇権体制を壊して世界の覇
権構造を転換しようとする隠れ多極主義の勢力が陣取っている。彼らは米連銀に
過大なQEの負荷をかけて潰し、米国覇権の根幹にあるドルの基軸性を破壊しよ
うとしている。米連銀を潰すまでコロナ危機が長引かされる。都市閉鎖を延々と
やり、少し閉鎖を解いては感染が再拡大したと騒いで再閉鎖することを繰り返す。

http://tanakanews.com/200407dollar.php
中央銀行群はいつまでもつか

日本に経済の全停止(非常事態)をやらせない場合、日本経済は穴埋めが必要な
状態にならず、日銀は日本の穴埋めでなく、コロナ以前からやっていた米国の穴
埋めの肩代わりをやってしまうので、日銀が身代わりになって米連銀が潰れない。
これではトランプらのドル潰し策が成就しない。だからトランプは安倍に命じて
ヤラセの感染拡大による経済全停止を続けさせている。米国同様、日本の経済再
開もなかなか進まないだろう。

http://www.ft.com/content/ec10b41a-84af-4e44-ad3f-5bb86b6e1eaa
How big could the Fed’s balance sheet get?

都市閉鎖や外出自粛の強要は、感染拡大を一時的に遅らせるが、閉鎖や自粛を解
いたら感染拡大が再発するので根本的な解決策でない。ワクチンがない中でコロ
ナ危機の解決策は集団免疫の獲得しかない。英国には、集団免疫の形成にこだわ
り続けている勢力がいる。彼らが最近出してきた独創的な案は「感染しても重症
になりにくく、しかも高齢の同居人がいない、20-30歳代で一人暮らしをしてい
る民間企業の勤務者が勤務を再開するシナリオで、企業活動の再開を許す。これ
によって若者から順番に集団免疫を獲得させていく」というものだ。20-30歳代
で一人暮らしの民間企業勤めの英国人は260万人おり、このシナリオで想定され
るコロナでの死者数は630人だという。630人の犠牲のもとで、英国全体が集団免
疫を獲得し、経済も再開できるという案だ。現状では、米国の覇権崩壊を引き起
こすための都市閉鎖の策の方が政治的に強いので、この案も実施されないだろうが。

http://www.dailymail.co.uk/sciencetech/article-8199817/Releasing-young-adults-no-longer-live-parents-best-route-lockdown.html
Releasing 20 to 30-year-olds who no longer live with their parents could be the best route out of lockdown and avoid an ‘extraordinary recession’, experts suggest ― but at the cost of around 630 extra deaths

英国絡みの蛇足のもうひとつは、ジョンソン首相の退院についてだ。ジョンソン
は4月12日に退院し、公用車で首相別邸(チェッカーズ)に移ったが、途中で首
相官邸に立ち寄るのが目撃された。公用車にはジョンソンの他、身重の新恋人、
警備員、運転手、愛犬が同乗し、誰もマスクすらつけていなかったという。ジョ
ンソンは、退院したといっても症状が消えただけで感染したままの状態でないか。
それなのにマスクもつけず、妊娠中の新恋人や警備員らと一緒に車に乗り、首相
官邸に立ち寄った。ジョンソンは感染をばらまいていないか??。いやいや、
ジョンソンはそんな非常識なことはしないはずだ。前回記事以来の私の見立てで
は、やはりジョンソンのコロナ感染は政治的な意図を持った仮病だ。今回の入院
でジョンソンへの国民の支持が急騰した。加えて、英政界やマスコミやMI6内
部の暗殺計画者などの政敵から身を守ることもできた。

http://www.dailymail.co.uk/news/article-8211821/Ive-got-b-r-thing-Boris-Johnsons-verdict-battling-coronavirus.html
Boris Johnson stops in Downing Street to deliver tribute

http://www.ft.com/content/0cbd81d8-7d5e-11ea-82f6-150830b3b99a
Boris Johnson’s illness has made him more powerful

この記事はウェブサイトにも載せました。
http://tanakanews.com/200416corona.htm

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◆ウイルス危機が世界経済をリセットする(下)
http://tanakanews.com/200412reset2.php
【2020年4月12日】今回のウイルス危機は、イラク戦争だけでなく、08年のリ
ーマン危機とも似ている。今回のウイルス危機は、リーマン危機で果たせなか
った暗闘の2回戦であるとも考えられる。イラク戦争は「軍産vs隠れ多極主義」
だが、リーマンは「米金融覇権主義vs隠れ多極主義」である。米金融覇権主義は、
米金融界の主流派のことだ。軍産と、米金融覇権主義は、米国覇権の永続を望
む点で同根・仲間どうしだ。両者ともエスタブリッシュメントの一員だ。

◆ウイルス危機が世界経済をリセットする(上)
http://tanakanews.com/200411reset.php
【2020年4月11日】コロナ危機も、イラク侵攻などと同様、軍産のふりをした
隠れ多極主義のネオコン的な勢力が軍産系の諜報機関に中国でのウイルス漏洩
を誘発させ、軍産的には中国に経済的な打撃を与えて米国をしのぐことを阻止
する予定だったのが、中国より米国側諸国の経済に大打撃を与えるネオコン的
なブローバックとなり、QEの行き詰まりで米国覇権の金融からの崩壊につな
がり、世界が多極化し、G20+UNの世界政府が台頭してくる新世界秩序へ
とつながる。隠れ多極主義者たちはリーマン危機でやり切れなかった米金融覇
権の自滅を、今まさに進めている。

◆中央銀行群はいつまでもつか
http://tanakanews.com/200407dollar.php
【2020年4月7日】米連銀など中銀群のQEがすべての借金を面倒見るとなると、
債務者の方はとたんに自律的な努力をしなくなって倫理的に腐敗し、QEへの
依存がますます強まる。モラルハザードに陥る。最悪の場合、米連銀は世界の
負債総額である250兆ドルのQEをやらねばならない。米国のGDPと同額の22兆
ドルだと思っていたQEの想定額が10倍以上にはねあがる。中銀群が、人類の
負債をすべて肩代わりする。そこまで行く前に、巨大な金融崩壊が起きて肩代
わり不能になる。

◆静かに世界から手を引く米国
http://tanakanews.com/200402world.php
【2020年4月2日】イラク、イラン、シリア、アフガニスタン、ベネズエラなど、
これまで米国が政権転覆を試みたり軍事占領をやってきた国々で、米国の力の
衰退や撤兵が起きている。いずれの諸国に対しても米国は表向き、支配や転覆
の戦略をとり続けている。だが詳細にみていくと、押しの力が弱くなっていた
り、軍事再編という口実で撤兵を進めていたりする。米国全体がコロナ危機に
襲われて世界支配どころでない中で、トランプ政権は静かに世界から手を引い
ている。

◆史上最大の金融バブルを国有化する米国
http://tanakanews.com/200325bubble.php
【2020年3月25日】多くの米企業が巨額の借金を抱えてウイルス危機に直面し、
倒産しかけている。多くの企業が、あと2か月は続く米経済の閉鎖・停止状態
を乗り切れずに破綻する。金融界や投資家は、連鎖破綻させられたくないので、
米連銀や政府に圧力をかけ、QEや財政出動で自分たちの債券や融資債権を買
わせようとしている。米国は、巨大な金融バブルを国有化しようとしている。

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