水先案内人

人の一生はたくさんの体験に満ちています。好きなことができずに歯を
くいしばっている人。毎日を耀いて生きてみえる方。さまざまな周囲の
環境が貴重な体験を呼び寄せます。そして人間としての意識が最も体
験を引き寄せる大きな力だといえるかもわかりません。
時代が激動し、周囲の環境が激変しようとも、己の意識がそれを「ケセ
ラ・セラ」と言わせる強いものであったら、これから訪れるすべてのこと
を、「ありがとうございます」と迎えることができるのでしょうか。

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すこしずつ

一緒に仕事を始めた第2創業時。
おじいちゃん(父)は今の私の年齢だった。
50-60キロもする鉄板を毎日毎日
3-4トンは移動した。
手で。
もうその年になるまでの15年間くらいは
重いものは持っていなかっただろうに。
始めた頃は、あちらが痛いこちらが痛いと
言っていたっけ。
でも第2創業。
将来を夢見て、そして自分の城、祖父の城の復活が
喜びと力になったのだろうか。
張り切っていた毎日だった。

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異国にかける夢

「異国にかける夢」
どうして言葉に詰まったのだろう。
そのまましゃべれなくなって、他の方が
フォローしていた。
その方のしゃべっている言葉の意味が
まったく頭に入らなくて、ただ涙だけが
目からふきだしていた。
3ヶ月おきに集う異業種会の卒業生の
集い。少し卒業していない方もみえる。
熱い人々の集いでもある。
お酒が入って、少し興が乗る頃、
お一人ずつのなんでも話が始まる。

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憂きことのなおこの上に積もれかし–

昔の話ですが
例の熊沢番山が 番山の師 中江藤樹の話を
聴きに 片道8時間かかる山道を通いました。
そして毎日、1時間の講義を垣根越しに聴いていました。
塾のお金を払うことができなかったのです。
ある日、藤樹は垣根にいる番山を呼びます。
そしてたずねます。

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