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今回「いっぷくからのありがとう」さんの2021年07月08日「母の願い」と2021年07月10日「気高い魂」の2つの記事を紹介します。
「気高い魂」
今日のテーマは気高い魂です。 気高い魂を持つ一人の女性ピアニストをご紹介します。
彼女の名前は、野田あすかさん。広汎性発達障害、解離性障害の女性です。
それが原因で、いじめ、転校、退学、そして自傷、
パニック、右下肢不自由、左耳感音難聴などで入退院を繰り返してきました。
以下、公式サイトより 公式サイト
4歳の頃より音楽教室に通い始め、ピアニストの道を志すようになるが、子どもの頃より人とのコミュニケーションがうまくとれず、それがストレスとなり、たびたび特異な行動をとる。そんなときも、大好きなピアノがあすかの心の支えになる。
22歳になるまで「発達障害」とわからなかったため、家族や周囲の人は困り、悩まされたが、あすか本人も「どうして、まわりの人とうまくいかないの?」と悩みつづけてきた。
恩師となる田中幸子先生と出会い、自分の心をピアノで表現することができるようになる。
2015年5月、両親とともにその頃の気持ちをつづった初の著書を上梓。
同時に発達障害の人の気持ちを歌った自作曲
・手紙〜小さいころの私へ〜
・生きるためのメロディ
を発表し、付属CDに収録した。
たくさんの試練をのりこえてきたことで、あすかの奏でる「やさしいピアノ」は多くの人の感動をよんでいる。
では、彼女の「手紙」という曲をどうぞ
手紙~小さいころの私へ~(発達障害のピアニスト野田あすか作詞・作曲・演奏・歌)
この曲は今の私が、自分の小さい頃の私へ手紙を書いた言葉が、歌詞になっています。
小さい頃の私は、まわりに私を助けてくれる人がたくさんいたはずなのに、
それも見えないふりをして、人を困らせるようなことをたくさんしました。
でも、そのときには、自分が苦しくてどうしようもなかったりしたから、
そういうことをしてしまったんだけど、今はピアノが近くにあって、
ピアノが私を生かしてくれるって思います。
だから、小さい頃の私に「あなたには味方がちゃんといるんだよ。まわりを見たら、ちゃんとあなたを守ってくれる人がいるんだよ」っていう思いをいっぱい入れた歌です。
聴いてくれている人の中にも、
昔の私のように、できないことを必死にがんばって壊れそうな人がいると思います。
そういう人たちに向けても、この曲を聴いて元気になってくれるとうれしいです。
<転載終了>
涙が出そうなくらい美しい詩、美しい声、美しいメロディ、美しい心です。
ピアノを弾く手がアップされると分かりますが、左手には沢山のリストカットの痕跡。
彼女の今までの人生、いったいどれだけ、辛いことがあり、いったいどれだけ努力して、
乗り越えようとして来たのでしょうか?
どれだけの涙を流したのでしょうか?
私たちは、いろんな個性を持つ人たちとともに生き、
私たちは、いろんな障がいを持つ人たちとともに生きています。
自分と違うから、普通と違うから・・差別していませんか?
奇異な目で見ていませんか? 無視していませんか?
普通って何ですか?あなたは普通なのですか?
自分のお子様が障がいを持って生まれたとしても、そのような差別することができますか?
ご兄弟に障がいを持って生まれた方が居て、誰かに奇異な目で見らてたら悲しくはないですか?
生まれる前から、困難な道だとわかっていて、その環境を選んだのですから・・
障がいを持って生まれた子供のご両親 あなたも優しくて強い魂ですね。
だからお子さんが、あなたを信じて両親として選んでくれました。
・優しくしてください、
・差別しないでください、
・無視しないでください
そんなことは言いません。それは、私たち一人一人の心の問題なのですから、、
この野田あすかさんの「手紙」 心を揺さぶられます。
映像を見れない方のために歌詞をご紹介します。 転載元 公式サイト
あなたはいつも 恐がっているね
みんなに 喜んでもらうために いつも がんばっているね
みんなと同じになれるよう がんばって
くやしい思いを しているけど いくらがんばっても 同じになれないこと 感じてる
まわりと違う動きして いつの間にか ひとりぼっち
みんなについていこうと 必死にもがいてる でもね まわりを よく見てごらん
あなたを 見守っている人が こんなにたくさん いること あなたに 気づいてほしい
あなたが まわりとはぐれないよう ずっと そばにいてくれて
あなたが ひとりぼっちに ならないよう 見守ってくれるよ
みんなと同じになれるよう がんばって
つらい思いを しているけど いくらがまんしても 同じになれないこと わかってる
まわりを 怒らせてしまう 人の目が 気になってきて みんなが 自分をどう思うか
ビクビクしてる
でもね まわりを よく見てごらん あなたを 見守っている人が
こんなにたくさん いること あなたに 気づいてほしい
あなたが まわりに怒られていても ずっと味方でいる人
あなたは あなたのままでいいんだよって 言ってくれるよ
あなたは ここにいるよ あなたは 愛されてる
あすかさんの詩にあるように、この子達も周りの誰かに、喜んで欲しい、笑って欲しい
そんな心でいるのです。
皆様が、心の中にいらっしゃる 美しい神様に気づき、お幸せになれますように。
「母の願い」
今日は、小児がんで亡くなったお子様を持ったお母様の手記です。
お子さんを夭逝(ようせい)された親御さん
今まさに、親子関係で悩んでいる親御さんにお送りします。
<引用開始>
私は母親です。出産後、まもなく子どもが小児がんだとわかり、入院生活が始まりました。
小児がんの中でも難しい症例で、1歳の誕生日を迎える事は難しいだろうと言われました。厳しい闘病生活も、何も知らない赤ちゃんって すごいです。
普通に笑って けろっとしてました。
でも、すごく頑張ったけれど病気は治らず、息子は、たった1年半で この世を去りました。
息子の最後の一ヶ月は痛みとの闘いでした。
わずか一才の息子に モルヒネを飲ませるなんて、、、
亡くなる直前、腫瘍は全身に転移して昏睡状態になりました。
動けない息子の体をなでて、大丈夫だよ、 大好きだよって、
ばかみたいにそればっかり繰り返しました。
アンビューで自発呼吸が戻らなくなった頃、
「お母さん、最期に抱っこしますか?」と聞かれました。
うなずき息子の体を抱き上げました。
お腹は腹水で ぱんぱんに膨れ上がり、腫瘍熱で体は40度を超すほど熱く
手足は氷のように冷たい、 小さな体を抱いた。
よく頑張ったね、私をあなたのお母さんにしてくれて ありがとう
あなたが生まれてきてくれた事は、私の人生で一番の幸せだったよ
大変な事もいっぱいあったけど、ほんとに楽しかったよ。
助けてあげられなくてごめんね。 偉かったね。ママの自慢のショウタ。
生まれてからたった1年半。そのほとんどが闘病でした。
髪の毛も、まゆげも、まつげも つるつるになるほど治療したのに、結局治せなかった。
私があなたを産まなければ、あなたがこんなに苦しむ事は なかった。
だけど、勝手でごめんね。きっと運命だったんだって思うんだ。
あなたに出会わない人生なんて絶対なかった。
私は本当に、本当に あなたの事が大好き。あなたのママになれて、最高にハッピーです。
火葬の時、あなたの体を担いで逃げようと本気で思ったよ。
人の目ばっかり気にして生きてきたけど、誰に何て言われてもいいって、初めて思った。
だけど、あなたの体を見て、あぁ、もうここには居ないって、すとんと何かがわかったの。
骨になったあなたと家に戻り、骨壺を開けて ひとかけら食べちゃった。
また一つになりたかったのかな。 母親の愛情ってすごいです。
親って、子供が思うよりも未熟で、みっともないくらい勝手だから、
子供の立場から見ると、腹が立つ事も多いと思う。
無事に生まれてくれればって思ってたのに、五体満足で生まれてしまえば
今度はどんどん欲が出てくるんだよね。
だけど、子供を生んだ時、その子を初めて抱いた時のことを忘れる母親はいないと思う。
子供を置いて出てったとしても 認知症で記憶をなくしたとしても きっと、いつか見た幸せな夢のようにずっと体に染み付いてる。どれだけその命が祝福されて生まれてきたか
生きていてくれる事が どれだけありがたいか
もし、ここをみてる あなたのお母さんが そのことを伝え忘れているのなら
私が代わりに言わせてもらいます。生まれてきてくれて、ありがとうね。
私をあなたのお母さんにしてくれて ありがとう。かわいくてかわいくて仕方なかった。
あなたが笑ってくれたら それだけで疲れなんてとんでったよ。
生きていてくれてありがとう。
あなたは、私に対して後悔なんてする事ないんだよ。なんにも心配しなくて大丈夫。
幸せになる道を選んで生きてください。あなたの幸せが、なにより私の幸せです。
<引用終了>
親より、早く亡くなることを「逆縁」と言います。ですが、それにも目的があるのだそうです。その死によって、親の進む道を変えること。。強烈なショック療法ですね。
生まれる前に、お互いに約束して、この世に出て来るのだそうです。
縁あって結ばれた家族という絆 見た目や、一時の態度 そこだけに捕らわれることなく
内に秘めた本当の心の思い、魂 生まれる前に交わした約束
優しい気持ちで見守ってあげたいですね。
お互いが天国に帰った時、その深い深い意味に気づくことでしょう。
神さまの深い采配に感謝の気持ちが起こることでしょう。
どうぞ、お子さんのために日々、感謝の心でお過ごしください。
お子さんが先に亡くなったとしても生きているお子さんが
お母さんの思うように育っていないとしても・・
子供たちはお母さんの笑顔が大好きなのですから。
子供たちはお母さんに幸せになって欲しいのですから・・