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インドネシアにも伝説があった。
12世紀、ジャワにクディリという王国があった。その最盛期にジョヨボヨという王がいた(在位1135~1157年)。この王は宮廷詩人に古代インドの「マハーバーラタ」をジャワ語に翻訳させた。これが古代ジャワ語で書かれた「パラダユダ」として知られており、今でも中部ジャワのソロの王宮に保存されていると言われている。
このジョヨボヨ王の予言は、19世紀後半に影絵芝居で演じられたので、民衆の間で広く深く信じられるようになった。1942年に日本軍がやって来て、オランダを放遂したが、その時、まさにこの予言が実現したものとして民衆は熱狂した。
この予言は、「我が王国に混乱が生じるが、どこからか現れる『白い水牛』の人に長期間支配されるだろう。彼らは魔法の杖を持ち、離れた距離から人を殺すことが出来る。その後、北の方から黄色い人が攻めてきて白い人を追い出し、代わって支配するが、それはトウモロコシ1回限りの短い期間である。その後、男は女のように、女は男のようになり、世は麻のように乱れ(犯罪や不正が横行し、道徳は退廃しジャワ語の敬語法も乱れる。加えて、飢饉や伝染病が蔓延し,天変地異も起こる。)しかし、やがて白馬に跨がる正議の神(ラトゥ・アディル)が登場し、永遠の平和と幸福が約束される」という。
16世紀にオランダが支配するようになり、その支配はおよそ350年という長きに及んだ。ところが、1942年に日本軍がオランダ軍を打ち破り、彼らが支配を始めた。予言の通り、オランダ(鉄砲を使う白い肌の人)の長期支配があり、その後、北方から来た黄色い人は日本人だった。これを見て、インドネシア人は、ジョヨボヨ王の予言を確信したのであった。
スマトラ島のパレンバンでの落下傘部隊は「天から白い布を纏って降りてくる人」になぞらえられたとも言われている。日本軍がジャワ島始めインドネシアに侵攻した時は、インドネシア各地で、メラプティ(後にインドネシア国歌となる)の大合唱で迎えられた。このため、オランダが全面降伏するまで、わずか8日しか掛からなかった。「トウモロコシ1回限りの短い間」であった。予言の通りである。
インドネシアが独立するには、インドネシア国民がその独立を勝ち取らなくてはならない。それには、いずれ日本軍が去った時に必ずやってくるオランダ軍と戦わなければならなくなる。このことが良く分かっていた日本軍は、オランダを放遂した後オランダ軍と戦うために、インドネシアの若者に軍事訓練を施した。そして、歴史はその予想の通りの経緯を辿ることになった。日本軍が連合軍に降伏し、インドネシアから去った直後にオランダ軍が再び侵攻してきて、インドネシア独立戦争となったのである。
今では、日本はインドネシアを侵略したと言われる。しかし、日本軍はインドネシア人とは戦争はしていない。戦争相手は、インドネシアを統治していたオランダと戦争したのである。ところが、日本ではインドネシアを侵略したと、学校教育でもメディアも言って日本人を洗脳している。世界の学校教育、世界のメディアは奥の院が完全支配しているので、こんな洗脳が可能なのである。キリストは「お前たちは悪を善といい、善を悪という」といったが、奥の院は教育とメディアを使ってこれを洗脳している。
こうした経緯を辿り、インドネシアは1945年8月17日に独立宣言をし、その後の独立戦争を戦い、4年後の1949年12月に独立を果たした(8月18日奥の院通信参照)。激しい武力闘争とその後の外交努力の結果、1949年12月、ハーグ円卓会議でオランダから無条件での独立承認を得て、オランダ統治時代の資産をそのまま継承し、国際法上も正式に独立が承認されたのであった。そして、その後、国連に議席を持ち、東アジアの大国として、民主主義国家として、その存在感を示している。日本との外交関係も極めて良好である。我々日本人の先祖が、先の大東亜戦争を戦った目的がここでも実を結んでいることを誇りに思う。日本自身は悲惨な目に遭ったが、その結果はきちんと残っていることを嬉しく思うのである。