「ちょっと不安がよぎる」 奥の院通信から R3 9/18

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間もなく自由民主党(自民党)の総裁選挙が実施される。一政党のトップを決める選挙に過ぎないが、今のところ自民党のトップが総理大臣になる。従って、今回の自民党の総裁選は、次期内閣総理大臣を決める選挙になる。ある一つの政党内の選挙である。

 この選挙は、国民のうちのごく1部の自民党員と、自民党国会議員とが行う選挙であるから、普通はあまり注目されない。しかし、今回はちょっと違う。それは、奥の院・ディープステートが最も嫌う人物,従ってメディアが最も排除したい人物が登場しそうだからである。

 総裁選は今のところ河野太郎、岸田文雄、高市早苗、野田聖子の4人で争われる。野田聖子については、毎回出ているがよく20人の推薦人を集められるものだと感心しているが、一応泡沫候補と見て、ここでは置くことにする。

 高市早苗については、つい先日までは泡沫候補扱いだったが、安倍元総理の推薦もあって、急に存在感を増しつつあり、勝利する可能性が出てきている。彼女は安倍元総理にもう1度出て欲しいと言い続けてきた。しかし、安倍氏は動かなかったので、遂に自分が出馬することにした。

 河野氏、岸田氏はそれぞれ派閥の支援を受け、それなりに戦う準備も出来ている。しかし、残念ながら、このお二人には高市氏の持っているような国家観がない。これに対し高市氏は派閥もないし、自民党の党員名簿すら持っていないが,彼女には彼女独特の国家観というものを持っている。しかし、ここで彼女が、この短期間勝負でどう戦うのか良く分からない。

 ところで、安倍元首相の推薦があってのことかどうかは分からないが、このところ一気に人気が出てきて、まともに戦えそうである。ある勢いが出てきているようで、結果は意外に分からなくなってきている。短期勝負であることが却って幸いすることもあり得る。

 高市氏は一度落選し浪人していたことがある。その時ある倶楽部で講演し、その中で「日本国の国家意思は詔勅に書かれる。詔勅に書かれていないことは、日本の国家意思ではない」と話していた。
 今時、詔勅などを持ち出すとは変わっている、でも正論だ、日本国の核心部分を突いていると感じた。こんなことを言う人は珍しいと感心したことがある。総裁候補になって、彼女のことを「国家観がある」と賞賛しているが、詔勅のことを言うくらいであるから、そこは間違いないと思う。

 もし彼女が総裁候補に選ばれ、次期総理大臣になるとしたら、記念すべき第100代内閣総理で、且つ日本で最初の女性総理大臣と言うことになる。しかも、日本の国家を大事にしようと本気で考えている総理で、その意味では安倍元首相と全く同じである。だから、メディアは挙げて反対を叫び始めた。彼女潰しに大きく動き始めている。

 しかし、国民の流れは,メディアとは逆に、彼女を支持する動きが出始めている。何となく、2016年のアメリカ大統領選挙でトランプが出てきた時の雰囲気に重なる。アメリカのメディアはトランプ批判を執拗にやっていた。しかし、結果は彼の勝利に終わった。そこで、次はそうはさせないぞとばかりに、昨年の選挙では、驚くべき手を打ってきた。徹底的な、恥も外聞もない不正選挙を実施したことは記憶に新しい。

 アメリカの民主主義はここで完全に死んだ。それだけならまだしも,トランプ暗殺未遂事件は20回を超えた。今でも、その危険は続いている。今のところ、奥の院・ディープステートは何とかトランプを排除することに成功しているので、何事も起きていないようであるが、彼が次回また復帰することもありうると言うことで、危険は決して去ってはいない。

 ここで高市氏に戻るが、彼女は明らかに奥の院・ディープステート(DS)に真っ向対立することになる。彼女が日本の総理になるとしたら、このDSらには極めて都合が悪い。ちょっと不安がよぎる。初代総理大臣伊藤博文は暗殺された。しかも、暗殺した安重根は半島では英雄として崇められ、銅像すら建っている。

 DSらは「日本のまともな総理はこうなるのだよ」と安重根の銅像に語らせている。高市氏が第100代内閣総理大臣となり、しかも日本初の女性総理大臣となって、国民的人気が出てきたら危ない。彼女が変説せず、頑張り通して、日本を立て直すことになるとちょっと危ないので、ここは日本の治安当局には頑張って欲しいと切に願う。日本にはスパイ防止法もなければ、情報部もない。

 奥の院・ディープステートは常に日本を見張っている。先の大戦で彼らは日本を潰したが、その後2度と日本が立ち直れないようにすると言うのが、彼らの揺るがない大方針である。総裁選はこれからなので、こんな心配はまだ早いと分かりつつも、つい彼女に期待しつつも、不安がよぎる。