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間もなく、日本国の首相の地位を離れることが決まっている菅義偉首相が、訪米され昨日帰国された。加藤官房長官は、菅首相が出発される前の21日の記者会見で、23日から26日までの日程で訪米し、ワシントンで開催される日米豪印首脳会談に出席されると発表した。そしてまた、加藤氏は、「問題の新型コロナ対策など、地域が直面している課題について首脳間で率直に議論し、『自由で開かれた印度太平洋』を推進していきたい」と語った。
「間もなく止める首相が何しに行くのか」との批判も多い。別に良いではないかという気がする。一々文句をつけるのが仕事のメディアは放置しておくしかない。問題山積の今、隣にいるジャイアン(中共)に対し、どう対処するかという大問題を前に、関係主要国のトップが直接一同に会し、話をすることは必要なことかも知れない。
ただ、間もなく退任する「今何故」という点だけが引っかかる。うがった見方をすれば、総裁選をしている最中に、奥の院が日本の新しい首相に、何かを伝えたいので、ちょっと「来てくれないか」という要請があったのかも知れない。
ここで今回の日本の首相の訪米は、誰がいつ何のために、間もなく退任する菅首相を訪米させるのか、そこで奥の院は、彼に何を命令なり要請なりをするのかと言うことが気になる。何を言われて帰ってくるのかについては、これからある程度は分かってくるのであろうが、これまでの事情、手順については、分からないままで終わる。
実はこの手続きの中にこそ、奥の院の支配体制がどんなものであるかが隠されているのである。そのうち新しい首相が選任され、その後余り時をおかずに、新首相も訪米することになる。その前に、予めその新首相に、何かを菅首相から耳打ちさせておきたいことがあるのであろう。
そして、もう一つ気になることは、24日、孟晩舟(華為技術副会長)が司法取引で釈放されたことである。菅首相が訪米したのと時を同じくしているが、たまたまなのかどうかは分からない。
孟晩舟は2018年12月にトランプ前大統領がカナダ政府に依頼して逮捕させたのであった。中共政府はこれに対して、報復としてカナダ人二人を拘束した。一人は実業家のマイケル・スパバで、もう一人はカナダ政府外交官で休職中のマイケル・コブリグであった。
それほど孟晩舟の身柄拘束は中共政府を怒らせたと言うことである。裏を返せば、この孟晩舟なる人物が、それ程中共政府に影響力を持った人物であったということである。そうであれば、彼女のこれからの行動も気になるところである。華為技術(ファーウェ)副会長の孟晩舟は、中共の浙江財閥の中心人物の一人で、中共と台湾に大きな影響力を持っている。だからこそ、トランプ前大統領はこの人物を拘束したのであった。彼女がアメリカにとって、ひいては世界にとって、不都合な犯罪を犯していたのである。
トランプ政権は、彼女のに身柄引き渡しを要請していたが、これにはカナダ政府は応じなかった。奥の院が応じさせなかったのである。ここにもトランプ前大統領と奥の院のバトルが見て取れる。
止むにやまれぬ事情から、トランプ前政権が綿密な計画の上で、彼女を拘束したのであった。しかし、事情は必ずしも変化がないにも拘わらず、今回、現バイデン政権になって釈放となった。バイデン新政権は、トランプ前政権のしたことを少しずつ覆しつつあるが、この孟晩舟の釈放もその一環なのかも知れない。つまり中共との関係改善なのかも知れない。
司法取引によって釈放されたのは分かるが、その取引の内容が明かされていない。時が経てば少しづつ明かされるのであろうが、今のところ全く不明である。不明であるが、アメリカ国家にとっては不都合な内容であることは間違いない。
そして、もう一つ気になるのが、緊急事態宣言解除の問題である。奥の院としては、日本に緊急事態宣言解除をさせたくないのかも知れない。彼らは、とにかく日本にも大騒動を続けさせなければならない。日本が冷静になってくれては困るのである。現在は、何となく日本では国民世論に押されて、この緊急事態宣言を解除しようとしている。
奥の院としては、コロナとそのワクチンいう生物兵器によって、第三次世界大戦を始めたばかりである。それなのに、その主要国の一つに、脱落されては困ると言うことかも知れない。奥の院としては、日本政府と日本国民に、このコロナとコロナワクチンのことだけに関心を寄せさせ、他のことを考えさせないことにしている。今のところ日本はこの奥の院の思惑通りに動いている。