奥の院通信 R3 12/28 「ミリタリー、トランプに抗議」

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 12月24日、トランプが最近ワクチン接種を推奨するようなコメントをしたことに警告を発している。最初は、ビル・オラリーとダラスで歴史ツアーに同行した時のコメントだった。そして次は保守派コメンテーターのキンダース・オーウェントと対話した時であった。

 この二つの場で、トランプが「自分はブースターを接種した、なぜならそれで命が助かるからだ」と語った。このことはMAGA(メイク・アメリカ・グレイト・アゲインというトランプの政策綱領)サポーターからの抵抗を招いた。

 歴史ツアーにおいては、イベント参加者9000人のうち、125人がブーイングして野次られた。トランプはワクチンは命令すべきではなく、選択の問題であるが、なるべくなら接種した方が良いと語ったからである。

 その数日後、今度はオーウェンと角突き合わせた。オーウェンはワクチンの安全性と有効性について疑問だとした。これは正当な主張で、ワクチンが出回ってからは、死者が増えており、特に接種者がおおい州においてそうなのである。

 トランプはこれに答えて、「全体としては良いのですよ。重傷になった人、入院した人はワクチン接種しなかった人なのです。ワクチンをした人は死にませんからね」と言う。

 トランプのミリタリー同盟者はこのコメントに目をとめた。トランプとオーウェンの対談後、トランプはミリタリーにおける最大のサポーターから電話を受けた。海兵隊総司令部のディヴィッド・バーガー大将からの電話だった。彼は丁寧な口調で、犯罪集団であるバイデン政権は、ワクチンで死亡した兵士全員の数につて嘘をついたと語った。

 225人の完全に健康だった兵士がワクチン接種した後数週間以内に死亡したという。ところがオースティン国防長官は、この一部を無視し、コロナで死亡した、あるいは訓練中の事故だったと述べたのであった。
 合法性を重視するミリタリーとしては、新薬試験を完了していないワクチンを信頼していないから、オースティン国防長官命令には従わない。そして、今はまだ秘密の新しい新薬に期待しており、それのテストが完了するのを待っているのだと語った。

 ウォルターリード陸軍研究所によれば、その新薬は患者のDNAを撹乱することなく、あるいは心筋炎を引き起こすこともないのだそうである。しかし、その新薬は免疫不全な兵士だけが接種することになるだろう、なぜなら、健康人はコロナで死ぬことはないのだからと言う。

 「憚りながら申し上げます。私たちは、遅かれ早かれ、閣下を大統領オフィスに戻って頂きたいと頑張っています。しかし、閣下がブースター接種を推奨するとそれは難しくなるのです。海兵隊と全軍に跨がる閣下のサポーター兵士の圧倒的多数は、ブースター接種に反対なのです。閣下の支持ベースでもそうでしょう。閣下はもっと票が欲しいので、以前よりも遠くまで声が届くように、そう仰っているのでしょうが、考えてみて下さい。
民主党やリベラルの連中は、閣下がなんと言おうが、良かれ悪しかれ、ブースター接種の問題でこちら側に寝返るなんてことはありませんよ。これは失礼を承知で申し上げるのです。」
これがトランプにバーガー大将が述べたとされる大将筋からの情報である。

 電話会談は10分続き最後はバーガー大将がトランプに、「戦い続けて下さっていることに感謝します」と述べて終わった。ここではバーガー大将の発言のみを聞いたが、大将のこの懸念に対してトランプがどう答えたかはまだ不明である。

 トランプの思惑はどこにあるのかは分からないが、この彼の発言はこれからどのように発信されるのかも含め、これからの大問題になることも予想される。