伊路波村だより 161020号

平成28年の秋が来ています。
今月はお祭りの月です。
ほぼ毎週のように山車「唐子車」が外へ出て行きます。
神は山や谷に住むから山車となったようです。
その山車が神の住む山から里へ下りてくるのが
お祭りみたいです。
神と人との「ま」、人と人との「ま」を釣り合わせるとも
いえるのが「まつり」かもしれません。
毎日の世のニュースに触れますと、人間社会では、特に
この国ではなかったような激しい人間どおしの事件が
特徴的に思われます。
そして世の中の長く続いた経済や制度や公共のインフラの
疲弊の結果が見えてまいります。
祭りが終わって関係した方たち。
小さな子供も、老人も中堅も若者も、男女がそろって
小さな山車庫の内外でござを引いて座ります。
老人は椅子の上が多いです。
そして一日の慰労のお弁当やお酒やお茶が振舞われます。
和気藹々とすごす老人の足元に、小さな子供がうずまきの
香取線香を灯して、だまってささげます。
「ありがとう」と老人がその子供にお礼をいいます。
まつりをしていてよかったと思える瞬間です。
長く続いたこの国の伝統には、他の国には決して見られない
落ち着きと静けさとまたすべてに通じる道があるようです。
このことは説明のできない感覚です。
この感覚を大切にして未来へとつなげていければと
感じさせていただいてます。
来年のカルパは始めてプロの方が主役となる予定です。
勝山さんにはどんなにお礼をいっても言い切れません。
長く続くことの大切さを知ります。
今月は「テネモスミーティング名古屋」の月です。
一般財団「テネモス国際環境研究会」の理事長に就任された
釘本ひろみさんやスリランカからのテネモス助っ人のマデュカさんも
参加されます。
日にち 平成28年10月29日(土) 午前10時~12時
場所 山善ビル4階 東室  名古屋市中村区名駅南一丁目
                   10番9号
参加費 無料
ご参加希望の方は masataka89@iroha.ws 山田までご連絡ください。