陽光さんさん 光のものがたり その11

富山 Nさん:富山での友人に石黒完二さんという方が
います。自然農を川口由一さんとともに実践される方です。
その方の家にはライフラインとしての電気ガスがなく、
電話もありません。風呂は五右衛門ぶろです。

5人の子供さんがいらして、5人とも義務教育を
受けていない。小学校中学校に行っていない。
教育は母親がきちんと授業をして、教育委員会からの
訪問に際しても、そのように返事をしました。
でどちらも卒業証書はもらっています。

子どもの時友人がいないので、凄い子になった。
小さい時から働かせている。自然農で朝から晩まで。
言ったことを守る。小さい魚は戻す。きのこも
小さいものは取らない。
保存食を作る。
食事の時父親の完二さんがいただきますというまで
こどもたちは食べない。
Nさんが急に訪問すると、子どもたちの分
5人分を6人分にしてNさんに分けてくれる子供たちです。

男子4人と女子一人、森太郎、林太郎、木太郎
そして風子と末の幹太郎さんです。

全員が16歳になったらカブの免許をとって
家から巣立ちます。お約束です。
その様にして全員が旅立ちました。

今はみんな大人になりました。

その子供たちが大人になってどのようになったのか

長男 森太郎さんは北海道でマスの養殖をし
成功。自分の力で車も購入しました。
なんでも送ってきますが、お金だけは親が受け取らない。

二男 林太郎さんはお名前の通り林業に従事。

三男 木太郎さんはジビエをさばいて平和主義、
自然と共存したい、動物食の世の中でも
困っている人がいる、ジビエなら良い。
テレビにも登場です。

長女風子さん すばらしい娘さん。イタリアで学んで
現在ミシェラン一つ星のシェフ。

四男幹太郎さん ゴルフ場でグリーンキーパー。

Y:この石黒さんのように自然の中で現代文明と
相容れずに子供さんを育て、立派な子供さんに
なった歴史を是非本にしていただいて、今の
世の中に問いたいと感じ、支援をしたく望んでいます。

まだまだ続きます。