2915「心の毒」2022.12.19 自分で自分を自分するから

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今回は「いっぷくからありがとう」さんの2022年12月10日の記事を紹介します。

「心の毒」

今日は「心の毒を消す方法」です。

この方法は、あらゆる場面で効く特効薬のようなものです。

ここでも、宇宙最強の言霊「ありがとう」、「ありがとうございます」のお話が出てきます。

それでは、ご紹介します。

<引用開始>

昔、仲の悪い嫁と姑がいました。

姑は、病気がちでいつも機嫌が悪く、事あるごとに嫁をいびります。

「うちの嫁は、要領が悪くて、怠け者で・・・」

と、本人に聞こえるようにブツブツと言うだけでなく、近所や親戚にも言いふらします。

夫は、嫁の前では、「お母さんは言い過ぎじゃないか」とは言うものの、病気の母親の前に出ると口答えのできない人です。 

嫁は姑にいびられる度にいい嫁になろうと努力します。

しかし、いくら努力しても、陰湿ないじめをやめない姑に次第に憎しみを募らせていきます。

遂にはいっそ姑が消えていなくなればよいと思うようになりました。

そこで、あるとき、ある僧に自分の悩みを打ち明けます。

するとその僧は、こう言いました。

「そうか、ではお前の望みを叶えてやろう。

簡単なことだ。この薬を姑の食事に少しずつ混ぜるのだ。

すると、姑の体はだんだん弱まっていき、一月もすると消えてなくなるじゃろう」

嫁は驚きました。「・・・つまり、一月で死ぬということですか?」

僧は平然としていました。

「人は皆、死に向かっておる。いずれ誰でも老衰する。ただそれを早めるだけのことじゃ」

「でも・・・」

「ただし、この薬を使うにあたって一つ条件がある。この薬を入れた食事は多少味が悪くなる。姑に気持ちよく食べてもらうためには、食事を出すごとに、何でもいいから感謝の言葉を述べるのだ」

「感謝の言葉でございますか?」  

嫁は食事に薬を混ぜるよりも、姑に感謝の言葉を口にする方がずっと難しいような気がしました。

家に帰ると、「どこに行っていたのか、お前はいつも帰りが遅い、グズで要領が悪い」 などといつものように姑から罵詈雑言を浴びせられました。

嫁は台所に駆け込み涙ながらに、食事の支度にとりかかりました。

そして、良心の呵責を覚えながらも、僧からもらった薬を少しだけ混ぜて姑の前に出しました。

さて、何か感謝の言葉を口にしなければなりません。

「お母さん・・・」

「ふん、なんだい、また同じようなおかずか。お前は料理が一向に上達せんの」

「はい、ありがとうございます」

「何?なんだって・・・」

「ありがとうございます」

「どういうことだ」

「わたしは、本当に料理が下手です。ですから、お母さんがわたしの下手な料理でも

食べてくださると思うとありがたく思うんです」

姑はちょっと不思議そうな顔をしましたが、黙って料理に箸をつけました。

そして、黙々と食べると箸を置く前に一言つぶやきました。

「今日の料理、うまかったぞ」

嫁は驚きました。

なぜなら、初めて姑に誉められたからです。

それで積もりに積もった姑に対する憎しみが消えるはずはありません。

嫁は僧が言ったとおり、料理に少しずつ薬を混ぜ、姑に毎回必ず感謝の言葉を言うようにしました。

お母さんに味噌汁の作り方を教えてもらったこと。

お母さんに掃除の仕方を教えてもらったこと。

お母さんに裁縫のコツを教えてもらったこと。

など、自分はまだ十分にできないが感謝しているとくり返し伝えました。

お母さんから言われてきた数々の叱責の言葉も、自分の励ましてくれたと感謝しました。

嫁は始めは心にもない言葉を並べているように思えました。

しかし、毎日感謝の言葉を口にする度に、自分の心が次第にほぐれていくのが不思議でした。

そうしているうちに、姑の嫁に対する態度が明らかに変わっていきました。

嫁を見るときの顔が柔和になってきました。

それどころか、陰で、嫁のことを誉めることもありました。

夫には「お前はいい嫁をもらった」と言い、 近所や親戚には「うちの嫁はできた女だ」と

自慢するようにもなったのです。

それに応じて、嫁は姑に対する憎しみは薄らいでいきます。

それどころか、姑への愛情が湧き上がってくるようになったのです。

嫁は、次第に激しい後悔の念が湧き上がります。

わたしは、あの姑を体よく老衰したように見せかけ、毒殺しようとしている。

なんという恐ろしいことだ。なんという罪なことだ。いたたまれなくなった嫁は、

僧のところ駆け込みます。

そして泣きながらに訴えます。

「お坊さま、わたしの間違いでした。わたしは、なんと罪深い女でしょう。

どうかどうかお許しください。

お坊さま、ともかくお母さんを死なせたくありません。

どうかあの毒を消す薬をください。

お願いいたします。 お願いいたします」

泣いて頼む嫁に、僧は言いました。

「案じるな。あれはただ海草を粉にしたものだ。

毒ではない。毒を消す薬、と申したな。

覚えておきなさい。 心の毒は、感謝することで消えるものじゃ。

どうやらお前の心にあった毒は、もうすっかり消えてしまったようだな」

<引用終了>

ありがとう、感謝は、本当に私たちの心を清らかにしてくれますね。。

私たちが体験する世界、取り巻く環境、起こってくる事象は 全て自分の心の反映と言われています。

また、私たちは外界と皮膚を境に区切られた存在ではなく、宇宙の隅々まで、存在するもの全てと繋がっています。

右脳はそれを認識していますし、分かっています。

また科学的にも、遠く離れた物体が互いに影響を与え合うというのは、量子論のもっとも基本的な考え方の一つです。

つまり、私たちの心が清められ、感謝の気持ちで満たされたなら、それは、時間、空間を超えて、全宇宙に伝わると言うことです。

心を清める、清浄にするには、「ありがとう」と、感謝することが一番効果的です。

恵まれた環境に居る人にとっては、感謝することは簡単なことかもしれません。

ですが、苦しい立場に居る人にとって、感謝することは難しいことですね。

そこで、登場するのが言霊です。

心が変われば行動が変わる。

行動が変われば習慣が変わる。

習慣が変われば人格が変わる。

人格が変われば運命が変わる。

運命が変われば人生が変わる。

心が変わることで、最終的には人生までもが変わってしまうというものです。

私は、これは本当の事だと思います。

でも、「心」って、そう簡単に変えられません。

でもご心配なく。

「心を変える」前に、もう一つだけできることがあります。

それは、とっても簡単なことで、お金も一切かかりません。

人に迷惑をかけません。人に知られることもありません。

そのやることとは、 言霊を使う事

機械的に出来ますから、ぜひ習慣化して見て下さい。

この言霊を使うことで、いつの間にか心が変わってきます。

その結果、上に書いたとおり心が変わることで、最終的には人生までもが変わってしまいます。

その言霊は、宇宙最強と言われる言霊 「ありがとう」です。

何度も何度も口にするうちに、いつの間にか、感謝の心が芽生えてきます。

感謝の心が芽生えれば、もうしめたものです。

心が清浄になってきたしるしです。

感謝の心で満たされたなら、宇宙に伝わって行きますから、宇宙中の全てから応援されます。

幸せな道を歩むことができます。

最初は、この言葉さえ、口にするのが苦しいかもしれませんが、

どうか機械的でも良いので、しばらく試してみてください。

いつの間にか周りの環境が変わってきたことに気づくことと思います。