2998「神道のこころ」2023.3.12 自分で自分を自分するから

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今回は「いっぷくからありがとう」さんの2023年03月05日の記事を紹介します。

「神道のこころ」

日本神道の最上位「浄階」まで行かれた元春日大社宮司、そして形成外科の草分けだった

葉室頼昭さんが仰るには・・・

日本に古くから存在した神道は、宗教ではありません。

葉室さんの著書では心や、徳、縄文から続く文明の観点から、キリスト教や仏教と言っても、神道は「神教」とは言わない・・と言う意味で書かれています。

確かに明治時代の神仏分離をきっかけに出来た数多くの教派神道は、大きなくくりとしては神道。

ですが組織・団体としては固有の名前が必要ですから〇〇教を使用しています。

とのこと。その理由は

仏教やキリスト教、スラム教のように神道は「教」と言う字が付きません。

茶道や柔道、華道、弓道などと同じように「道」という字が付けられています。

これは、神道が宗教ではなく、道すなわち、日常生活の中で、心や、徳と言うものを重んじ

実践の中で身に着けていくものだからです。

従って、教祖も教義もなく、自然の中に、自分をはるかに超える神聖なものを見出そうとするものです。

神道の考え方に、「全てのものに神が宿る」という前提があります。

山だろうと川だろうと、食べ物だろうと、道具だろうと、すべてに神が宿っているという考え方です。

そして、一番重要なことは、「自分の中に神さまがいる」ということです。

日本における縄文時代は、1万5千年も続いた、世界に例を見ない、ユートピアのような幸福な時代でした。

縄文時代の遺跡には紛争の形跡がないそうです。

どうして縄文人は争いをしなかったのか、それは、縄文人は自分の外に「神」を作らなかったからです。

「神さま」は人それぞれの「自分の中にある」と信じ、お互いの「神さま」を尊重しあったからです。

自分の「神さま」が尊重されるには、相手の「神さま」を尊重しないといけません。

このように、すべての対象のうちにある「神」を尊重し、さらに自分のうちにある「神」に感謝するのが、神道の基本的な考え方です。

そしてこの世が、悪魔的な意識の手に、落ちようとしている、まさに今、縄文の心、

日本人の祖先が受け継いできた大和の心を思い出すことが、日本、ひいてはこの地球を、

神々の作ったこの美しい星を救うことに繋がります。

レインボーチルドレンのそうた君が言うには、私たちの住んでいるこの宇宙では、日本と、もう1つ別の惑星が「宇宙の天国」と言われているのだそうです。

日本は、宇宙中で、たった2つしかない「宇宙の天国」の1つなのだそうです。

12分頃から、このお話です。

日本人だけをピックアップして別の星に連れて行き、日本人だけの星にしたら、目覚ましく成長する惑星になるのだそうです。

逆に地球から、日本人をごっそり抜いてしまったら、地球は「愛の星」ではなくなるのだそうです。

それほど日本人と言うのは、「和をもって尊しとする」神々に近い愛の国でもあります。

「私は無神論です」と公言することが、

・かっこ良いこと

・私は何物にも頼らない自立した人間

だとと勘違いし、自分の中に神様を認めなければ、決して相手の心の内の神様も認めず、

尊重も、敬うこともせず、思いやりも持たず、殺伐とした人間関係が構築されることでしょう。

これは、ブッダやイエスが生まれるはるか以前のお話です。

ビッグバンによって今回の宇宙が誕生したのが150億年前。

35億年前に地球に生命体が生まれ、その情報は全ての生物に受け継がれていると言われています。

それらは神様が作ってくださったDNAを介して行われます。

元春日大社の宮司、葉室さんは、こう仰っています。

<転載開始> 転載元

日本人の祖先とは、日本人の共生という、自然と一つになるという生き方を始めた人たち。

そして日本語という言葉を通して、お互いこころが通じ合うようになった人たち。

我々と共通の生活習慣を始めた人を日本人の祖先というのではないでしょうか。

遺伝子学的では、そういう祖先の記憶が我々の遺伝子にも入っているのです。

それをフルに活用していくということが、いのちを伝えるということであって、

これが民族が栄えていく本当の道ではないかと思います。

世界広といえども、日本人のように、祖先の祀りを常に行う民族というのは、数少ないようです。

その一つの理由として、この日本列島というところに長年住んでいるうちに生まれた自然と共生するという生き方からきたようです。

この共生というのは、一緒に生きようというのではなく、一つになろうという生き方です。

これが原点になって、そこから神様や祖先に生かされていることに感謝する

という生活が育まれてきたと思うのです。

また、神社にはいろいろな神様がお祀りされています。

過去に実在していた方もおられるし、また高天原におられた天の神様もいらっしゃる。

こういう神々も全て繋がっている。

医学的に見れば、祖先からの遺伝子というものが我々の体の中に入っています。

何もしなくても働く遺伝子もありますが、

中にはこちらから一生懸命働きかけなければ活動しない遺伝子もあります。

つまり、祖先に感謝するとか、そういうことをしないと働かない遺伝子もあるわけです。

常に祖先の祀りをすれば、祖先から受け継いだ遺伝子が目覚め、その働きによって我々も健康で幸せな生活を送ることができるのです。

遺伝子学的な観点から見れば、祖先のお蔭で生かされているということは事実です。

この恩に感謝するということは当たり前のことなのです。

<転載終了>

・自分や、他人の中に神様を見ること、

・神々や、祖先に感謝し、受け継がれたDNAを開花させて生きること

ともに重要なことですね。

病気を治したいなら、この身体を延々と受け継いでくださった祖先に感謝することが大切と言われています。

私たちの身体の、各部分は、それぞれ個別に、ある特定の祖先の方に繋がっていると言われます。

それがどなたか? 素人では知ることができないので、やはり、母方、父方それぞれの祖先全体に感謝することが大切のようです。

神さまは、どこにでもいらっしゃいます。

特に私たちのハートの中に居らっしゃいますので、

私たち人間の営みの中で、

・愛、

・優しさ、

・いたわり

・共感

・真心

それが発揮された時、そこに神さまの働きが必ずあります。

人々の中に、その姿を見た時、その時こそ、私たちが、神さまの姿を見た時です。

神さまは何も、キラビヤカな格好で現れるわけではありません。

光り輝く姿で現れるわけではありません。

羽の生えた天使の姿で現れるわけではありません。

むしろ、平凡な人々の日常の営みの中にこそ現われてくださいます。

・私は神さまと繋がっている

・神さまからパワーを頂いている

・前世は人のために尽くした偉い人だった

そんな人の所には現われません。

平凡な私たちの日々の暮らしの中にこそ神さまは、姿を現してくださいます。

・その感受性を磨くこと、

・人に依存したり、頼らないこと

・感謝の気持ち、

・お互い様、おかげ様の気持ちで生きること

そんな生き方こそ、神さまが望んでいらっしゃる、私たち人間の生き方ではないでしょうか。

その道こそが、平凡な毎日の中で、平凡に暮らす、何も持たない私たちが神さまと繋がり、幸せになれる道かもしれません。