3085「光の吸収材」2023.6.7 自分で自分を自分するから

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今回は「いっぷくからありがとう」さんの2023年05月31日の記事を紹介します。

「光の吸収材」

今日は、劇的に人間関係を変えてしまうお話です。

あるおばあさんのお話ですが、とっても良いお話です。

感謝することの大切さについての、作家 中井俊已さんのお話です。

私たちは感謝の気持ちを持つことで、あらゆる災難から救い出され、

そして宇宙と調和し、幸せな道を歩むことができます。

<引用開始> 引用元

あるおばあさんのお話です。

そのおばあさんは、家族も親戚もおらず孤独でした。

自分の悩みをある人に、こう打ち明けました。

「自分はもう年老いていて病気で、入院しているので、人にお世話になりぱなし。

若い頃と違って、もう人の役に立つことはできない。

もう早く死んだ方がいい」

それを聞いた人はこう言いました。

「いいえ、おばあさん。おばあさんにも、人の役に立つこと、できることがありますよ」

おばあさんは驚いて、その人の話に耳を傾けました。

「たとえば、おばあさんに親切にしてくれる人、世話をしてくれる人に心から感謝するんです。そして「ありがとうございます」と言うんです。

それだけでも、おばあさんは人から喜ばれる人なんですよ」

それを聞いておばあさんは、

なんだそんなことかとがっかりしました。

しかし、おばあさんは、これまでのことを振り返ってみて、ふと気づきました。

病院に入って、自分は不満ばかりを言ってきた。

あれがない、これがない、あそこが痛い、ここが痛いと・・・。

看護師たちは、それに対応するのが仕事だから、当たり前だと思ってきた。

少しでも対応が遅いとイライラして、皮肉や嫌味の一つも言わねば気がすまなかった。

ああ自分はなんと感謝のない日々を送ってきたことか。

それで、おばあさんは、それから自分と関わる人に、感謝の気持ちを表すことにしたのです。

自分の病室にやってきて世話をしてくれる看護師さんや掃除担当の方に

「ありがとうございます」

と、その人の顔をちゃんと見て頭を下げるようになりました。

すると、その人は笑顔になり、おばあさんも嬉しくなるのでした。

次第に、おばあさんの心から不平不満が消えていきました。

何週間か後、ある見知らぬ婦人が菓子包みをもっておばあさんの元にやってきました。

「わたしは、この病院にボランティアに来たことのある 中学生の母親です。

うちの息子は、ずっと不登校だったんです。

けれど、この病院で患者さんたちと接するうちに おかげさまで元気になりました。

特に303号室のおばあさんのことをよく口にして・・・」

303号室のおばあさんとは自分のこと。

おばあさんは、その男子中学生のことを覚えていました。

その子は、食事のお盆や食器を朝昼晩、体が思うように動かないおばあさん代わりに片付けくれたのです。

「ああ、あの子のお母さんですか・・・」

「はい、うちの子がお世話になりました」

「いえいえ、本当にいい子で、お世話になったのはわたしの方ですよ」

「はい、おばあさんがそう言って、感謝してくれるのをうちの子、とっても喜んでいました。

自分も人の役に立てるのが分かったって。

それから、あの子、学校に行くようになったんです。

今まで、私がどんなに説得しても行かなかったのに・・・」

そこでお母さんは泣き出した。

「あの子、ちゃんと勉強して、将来は病院に勤めたいって・・・。

目を輝かせながら言うんです。

あの子のあんないい顔を見たのは、もう何年ぶりです。

おばあさんのおかげです。本当にありがとうございます」

おばあさんも、涙がこみ上げてきた。

自分はただ少年に「ありがとう」と感謝をしただけなのに・・・。

それをこんなに喜んでくれる人がいる。

「おばあさんにも、人の役に立つこと、できることがありますよ」

あの言葉をおばあさんは今一度噛み締め、目の前の婦人に深く頭を下げながら、

手を合わせて感謝するのでした。

<引用終了>

おばあさんは、ただ感謝しただけでした。

でも、まわりの人に喜びをもたらしました。

そしておばあさん自身も、幸せになりました。

・感謝することで、人の存在を大切に思えます。 

・感謝することで、自分の存在意義に気づきます。

・感謝することで、私たちは人に役立つことができます。

感謝することで、ただ感謝する事だけで、私たちは喜びを分かち合う事が出来るんですね。

皆さんも、世界一強力な言霊、「ありがとうございます」を使ってみませんか?

きっと、驚くほど周りの環境が良き方向に変わって行きますよ。

私たち人間は神さまから一つだけ、素晴らしい権利を与えられています。

それは「感謝してもよい」という権利です。

この感謝の行使こそが「ありがとうございます」の言霊です。

神さまの恩寵は誰かれの区別なく注がれています。

でも、それを受け取れる人、受け取れない人がいるのは何故でしょうか?

それは「感謝の心」があるかどうかです。

感謝の心、ありがとうの心は、神さまの恩寵の吸収材になります。

それがないと、神さまの恩寵は現象として現れることができません。

感謝の心は、神さまの恩寵をこの物質次元に表してくれる吸収材です。

私たちは、この「感謝の心」を使って、宇宙と調和し、宇宙を味方につける権利を

神さまから与えられて、生まれてきました。

悪い人間関係も劇的に変化します。

敵だった人も、味方に変えてしまいます。

是非試してみてください。