一神教の時代が終わり、地球の存在目的が変化したことで、カバラ的エネルギーによる世界システムも終焉に近づいています。
この時のために、日本列島には、世界中の過去、神や神々とされた意識体が、流れ着いて、ある領域に保存されていました。仏教も同じで、日本に空海をはじめとする正統な大陸の仏教の継承者が、次々と出たのは、インドを追われ、中華圏を追われて、仏教化した神々の意識体が、日本列島に住むための仕組みだったと考えられます。この日本に来て、存在していた仏教の神々、それは仏教的な名前の菩薩や如来といった名前は与えられてはいますが、そのルーツは、インドで人間たるブッダの弟子になった神々だというのが、精神界の情報です。
その仏教を、日本に導入するのに貢献したのは聖徳太子ですが、聖徳太子が厩戸の皇子といわれるのは、この時の仏教伝来には、キリスト教の情報も含まれていたことを示しています。
その聖徳太子が、日本で、強大な祟り神となったことを、ほとんどの日本人は知りませんが、この祟り神が神として崇められるという道に、世界の宗教的な伝統の意味があることを、これからの世界は知るという方向に導かれつつあるのです。
日本で一番有名な祟り神は、三輪の大物主の神であり、その姿は蛇とされています。
その蛇神のグループには、世界的には、中南米でスペインの侵攻で、行方不明になったアステカ文明のケツァルコルトル、またはマヤ文明のククルカンも含まれますが、それらも、実は日本列島に来ていたというのが、私の知るところです。
それが、この二千二十三年の日本の勝利という精神界の情報開示の後、続々、自分たちの故郷への帰還をはじめているという情報があります。
これは、これまでの日本の国是が、鎖国であったことの転換を意味します。
神と神々の意識体の帰還のために、この二千二十三年に、精神エネルギーの領域では、開国されたというのが正しいようなのです。いま、日本列島に押し寄せている、世界中の人々が、日本の神社や仏閣、その他のパワースポットなどを訪れることで、そこで待っていた、その地域由来の神や神々が、訪れた人間に乗って、世界各地に戻りはじめているということです。そして、その先々で、これから何が起きるかというと、精神界で許された、崇り神としての行動です。残念ながら、すでに、一神教の時代は終わり、一神教の神の知識では、これらの崇り神のはたらきを、制御することはできません。それを可能にするノウハウは、この日本列島にしか置かれてはいないからです。
もちろん、この祟り神の活動が、これから一番活発になるのは、この日本です。
その時に役に立つ知識が、三輪明神と太子信仰、菅原道真を祀る天満宮の歴史の中から、発見されることになるのでしょう。
キリスト教の役割が終わるまで封じられてきた聖徳太子のパワーは別として、敵対した藤原時平の一門を、恐怖のどん底に追い込み、歴史上から消えるほどのパワーを発揮した菅原道真は、あるレベルの神と契約し、怨霊となり、崇り神として崇められることで、神格すら与えられたという、これからの時代に必要な特別情報を持っています。それは、ブッダが覚醒した道ではなく、イエスが歩んだ道でもなく、人間が最悪の思いから、神の座に到るという、超人間的な感情エネルギーの発現による神格への道なのです。
現行の人間には、たぶん、この菅公が歩んだ道が、最も神格の取得への近道なのかもしれません。それは、正しいと信じる道を歩みつつ、妨害され、失敗し、敗北させられても、その悪しき力を破滅させるだけのパワーを、発揮できるほど人間は危険な存在だということを示しています。実は、ひとりひとりの人間に、この力が宿っていることを知らせないために、これまでの地球の歴史はあったともいえるのです。これから、その秘密が開示されます。富の暴力に対抗する道が、ここに示されています。
神紀三年(二千二十三年)六月十五日 積哲夫 記