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トランプ起訴の報道
６月１４日（水）アメリカでトランプ前大統領が起訴された。大統領経験者が史上初めて連邦政府によって起訴されたと大ニュースになった。
この出来事をどう見るか？ メディアは、トランプはとんでもない悪人だ、だから起訴されて当然だ、これでトランプも終わりだ、という話になっているようである。
そんな中、タッカー・カールソンが直ぐに、始めたばかりのツイッターでの自分の新番組で、ワシントンがトランプを刑務所に送る計画が随分前にあった、だから、今日の出来事は衝撃的でも驚くべきことでもない。前から分かっていたことだ。そしてアメリカは大変な危機に陥っていると報じた。
この日はトランプ前大統領の誕生日であった。当局はこの日を選んで起訴したのか、或いは偶然なのかは分からない。
トランプは裁判所に行き、指紋を取られ、重罪人扱いされたが、その後、予定通りニュージャージーで講演を行った。民衆は彼の誕生日を盛大に祝った。
タッカーの言葉にキーワードがあり、それは「永遠のワシントン（Permanent Washington）」。これはアメリカの首都ワシントンDCの者たちのことで、ワシントンDCというのは民主党と共和党という政党が二つあって、それが大事であると人々には見えるが、実は違うのだ。二つのパーティがあるわけではなく、実は一党独裁体制（Uniparty）である。これを作っているのがディープステートのネオコンという戦争屋である。
メディアは「バイデン政権は今日の午後、ドナルド・トランプを逮捕した。マイアミの裁判所で罪状認否と指紋押捺をさせた」とまるで彼が今、厳密に訴えられた重罪人のように報じた。しかし、彼は逮捕はされていない。起訴はされたが、逮捕されているというのは嘘である。
これらはドナルド・トランプの人生の残りを刑務所に入れるために設計されたプロセスの最初のステップであった。
ケーブルニュースではその一瞬一瞬を生中継し、「前例のないことだ」と衝撃のような様子で繰り返し語っていた。しかし、彼らはショックを受けていたわけではなく、これが起こることは分かっていたのである。
ではこの計画は何処から始まったのか？
それは2016年２月16日、ドナルド・トランプが人類史上最大かつ最も強力な組織であるアメリカ連邦政府を血祭りにあげた日である。
7年半後、永遠のワシントンがトランプを刑務所に送ることを決定した正確な瞬間を指摘することができる。それはサウスカロナイナでの共和党大統領候補者の討論会である。
2016年2月１６日というタッカーが指定したその日は、その年の大統領選挙の共和党候補者らが行った討論会であった。この時のトランプは単なる泡沫候補であった。民主党側の候補は既にヒラリー・クリントンで決まっていた。
トランプは言った。「我々はイラクに行くべきではなかった。中東を不安定にした。この時の討論相手のジョージ・ブッシュらは嘘をついた。大量破壊兵器があると言ったが、これは無かった。しかも、大量破壊兵器が無いことを皆知っていた」と。
トランプがそういった時点で、共和党の多くの有権者も同じ結論に達し始めていた。しかし、トランプを今日の起訴に追い込んだのは、次のセリフであった。「大量破壊兵器はなかった」「ないことは分かっていた」とのセリフであり、これが致命的であった。
彼がそう言った時、観客の何人かはブーイングをしたが、殆どの人はただ黙って唖然としてそこに座っていた。そんなことが言えるのだろうか？ 彼はこのことを口にし、自分の運命を決定づけた。それは両党の多くの人々を巻き込んでしまうため、言ってはいけないことだったのであった。
ヒラリー・クリントンもそうであるが、ポール・ライアン（元下院議長）も有罪だった。彼らは皆有罪だった。彼らは皆知っていて、皆嘘をつき、そして人によっては、彼らを暴露したドナルド・トランプを心底憎んだ（一番重要な個所）。
当時ネオコンがイラク戦争を作り上げて行った人たち、ジョージ・ブッシュの父ブッシュ、ビル・クリントン、ヒラリー、ジョージ・ブッシュ、バラク・オバマら。党の違いはあれ皆ネオコンの面々である。
この時、ワシントンはこのトランプを大統領にしてはいけないと決めた。しかしこ時の選挙では彼が当選したために、次回２０２４年の選挙では彼には当選させないと決め、中華人民共和国と組んで、大掛かりな不正選挙を仕組んだのであった。
このような経緯があって、ワシントンは次回２０２４年の選挙にはトランプを出させないために行っていることの一つが、今回のトランプ起訴であった。極めて大掛かりの陰謀である。これから更に何が起きるか分からない。