3236「好意は好意で返される」2023.11.5 自分で自分を自分するから

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今回は「いっぷくからのありがとうさん」の2023年10月23日の記事を紹介します。

「好意は好意で返される」

沢山の人々が、普段の生活の中で、心無い、「悪口・陰口」に苦しめられているようです。

逆の言い方をすれば、

もし、それを乗り越えることができれば、相当、魂の洗濯(魂の浄化)が進むということになります。

そうなれば、ご自身だけでなく、身近な周りの方々にも

幸せや笑顔のおすそ分けができるようになります。

私も、もうずいぶん前から実践していますがよく記事でご紹介しているブッダの方法は、

凄い効き目があります。ぜひ試してみてください。

それは、悪口や陰口を聞いても

・すぐに忘れるようにすること

・根に持たない

・考えない

・良い所を見つけるようにする

とすることで、悪しき「悪口・陰口」に、それ以上、エネルギーを与えなくなります。

・エネルギーを与えられない物、

・意識を向けられない物は

放っておいても、消滅する運命です。

良きところに目を向け、そこに意識を移すことは、

その良きことにエネルギーを与えることになります。

エネルギーの法則から、その人は、「良き人」、「味方」にいつの間にか変わってしまいます。

そんなことも、ここ地球だからこそ、経験し、実験し、学ぶことができます。

学びの最中は、辛く苦しいこともあるのですが、

実際に渦中の入ることで、よりしっかりとした知恵となり、

魂に刻み付け死を超えて持ち帰ることができます。

魂の仲間たちとの共有の財産になります。

それでは、今日は逆のパターンについて書きたいと思います。

テーマは「好意の返報性」です。

これは与えたものが受け取るもの、という宇宙の大原則を、人間の「好意」についてみたものです。

これも非常に、普遍的、かつ現実的で速攻で効果が出てくるものです。

もし人間関係でお悩みの人がいらしたら、是非試してみてください。

精神科医・作家、樺沢紫苑さんのお話です。

<引用開始> 引用元

以前、私はある病院で認知症専門外来をやっていました。

この外来は、通称「もの忘れ外来」と呼ばれているところで

「最近、もの忘れが進んできたのですが」という方が来られるほか、

認知症患者の介護をしている家族も相談に訪れます。

介護に抵抗したり、興奮したりする認知症の患者さんの介護は、

想像を絶するほど苦しいものです。

その介護が今後何年続くかわからないという不安もあります。

認知症のお舅さんを介護しているお嫁さんから、相談を受けました。

いくら介護をしても、悪口や嫌味、悪態ばかり。

黙って介護されていればなんとか頑張れるものの、

精神的にも限界だと。

そこで私は彼女に

「そんなあなたの、介護したくない という気持ちが、お舅さんに伝わっているのではないでしょうか?」

と質問しました。

彼女は無言になってしまいました。

介護でも「返報性の法則」は存在します。

イヤイヤ介護していると、それは介護される側にすべて筒抜けになります。

結果として、それが介護への抵抗、悪口や悪態、興奮や暴力など、

「悪意の返報性」として返ってくるのです。

介護する人が心から明るい気持ちで介護していると、介護される側も

明るい気持ちになって、気持ちよく介護を受けてくれるのです。

そこで、彼女にアドバイスしました。

1週間だけでいいので、「お舅さんと初めて会った」と思い込んで

心の中を空っぽにしてください。

そして、心を込めて、献身的に、笑顔で介護してください。

彼女は最初「そんなことはできません!」と否定的な態度を示していましたが、

「1週間で、必ず相手の態度は変わります」

と私が断言したのを聞いて、「それなら、なんとかやってみます」と言いました。

1ヵ月後に彼女が来院しました。

陰鬱な表情はどこにもなく、笑顔で言いました。

「おじいちゃんが変わりました!」

数年の介護の結果、悪口や悪態が日常的となり泥沼となった嫁舅関係。

それが、「好意」を持って1週間接しただけで、お舅さんの態度は柔らかになり、

悪口や悪態もなくなり、最期には「ありがとう」と感謝の言葉まで口にしたのだそうです。

「好意の返報性」は、非常に普遍的な心理法則ですから、

認知症になって理解力の低下した方にも、すべての人に効果があるのです。

重要なのは、先に「悪意」を引き下げて、「好意」を差し出すのは、

自分でなければいけないということです。

言うのは簡単ですが、これはとても難しい。

なぜならば、既に泥沼の関係になっているということは、

「悪意」と「悪意」のキャッチボールをしている

「悪意の返報性」にすっぽりとはまった状態です。

その状態で、いきなり「好意」を投げるのは、相当の勇気と思い切りが必要となります。

しかし、このように「悪意」を「好意」に変えることによって、人間関係をリセットすることは可能です。

私の経験では、このアドバイスを受けて、きちんと実行した方は、全て成功しています。

あなたも、泥沼の人間関係を「好意の返報性」によって覆すことが可能なのです。

<引用終了>

「悪口・陰口」の次に、その対極にある「好意」について書きました。

その方向性は真逆であり、ご本人たちの心に、どれだけの影響をもたらすことでしょう。

一方は、自分をまきこみ、「地獄」の世界を周りに作り

もう一方は、自分を含め、周りに「天国」のような笑顔と幸せの世界を作ります。

私たちの心の中にはどなたにも神さまが居らっしゃいます。

それを良心と呼ぶ人もいます。

そこは宇宙の神さまと繋がる場所です。

相手の方の 一面だけ一時的な姿や態度を見て切り捨ててしまうのではなく、

この人は「ダメな人」と判断を下してしまうのではなく、

相手の内に隠れている神さまを常に見つめていたいものですね。

良寛さんも、そのように生きた人でした。

私たちが、相手の方に好意や、愛情、思いやりを持って接した時

必ず、相手の方の同じ部分が反応します。

私たちは、与えたものが受け取るもの、という宇宙の大原則の通り、

与えたものと同じものを、倍受け取ることになります。

樺沢先生も仰っていますが、ここで大切なのが、まず自分が先に・・・

と言うことです。

人間関係に悩んでいる皆さんご興味があれば、是非試してみてください。