光文書
(ヒカリモンジョ)
Vol.800+30+75
大阪の秘密とシンカナウス
この二千二十四年の三月十一日に、大阪湾というか、昔の河内湖というか、いずれにしろ、太古の大阪の水底にいた、ウマシアシカビヒコジノカミという神格が、私の意識系にデータを送ってきたので、今回はその報告です。
この神格が伝えてきたのは大阪の戦いの記憶で、古い順にいうと、神武の東征で、ナガスネヒコに敗れた戦い。次が近世になってからの本願寺と織田信長の戦い。そして、一番有名なのが真田幸村が戦った大阪冬の陣と夏の陣。さらに、これは以外な感じがしますが、幕末の鳥羽伏見の戦い。大阪城にいた徳川慶喜は、会津藩の松平容保を連れて江戸に逃亡します。そして、最後が、先の大東亜戦争の陸軍工廠としての戦いの記憶ということになります。実はそれが、「最終知識」の第二章に記述されている、この宇宙は五度滅んだという過去のデータに対応しているというのです。
そこには、アトランティスの滅びは、一億八千万年前。スージカの滅びは二億八千万年前。ユーフリテスの滅びは三億二千万年前。キルナテカスの滅びは三十五億年前。シンカナウスも滅んだがいつかは知らぬ、と記されています。
ウマシアシカビヒコジノカミの申告によれば、このシンカナウス、キルナテカス、ユーフリテス、スージカ、アトランティスの滅びを記憶する神格が、実は記紀に記されている、アメノミナカヌシノカミ、タカミムスヒノカミ、カミムスヒノカミという造化三神と、それに続く、ウマシアシカビヒコジノカミ、アメノトコタチノカミの二神を加えた別天津神(コトアマツカミ)の五神だというのです。
途方もないことですが、どうやら、これが日本に置かれた日本の仕組みの究極の情報のようです。ここから先は、私の理解による情報です。
この宇宙は五度滅んで、六度目のものであるという情報がありました。その宇宙戦争のようなものの記憶が、現行人類の中で覚醒することになったのが、SF文学というもので、それを映画にしたスターウォーズというものがありましたが、私は、くり返し、これからはじまることは、この映画スターウォーズよりも面白いものになると伝えてきました。それは、私の認識ではなく、精神界の告知だったのです。そして、これがいちばん重要なことなのですが、現行の人間文明のテクノロジーというものは、過去にあったものだという情報が、精神界からはくり返し伝えられてきました。
日本の仕組みというものが、聖書の時代を終わらせるだけでなく、この宇宙の物語をすべて読み解くためのものだとすると、そのデータをどこか発掘可能な場に置いて、時が来るのを待つしかない訳です。
それが、この大阪の秘密というもののようです。
なぜ、難波の宮が生まれ、すぐに消えたのか、豊臣政権が日本を支配していた時にも、大阪城が中心となることもなく、伏見城で秀吉が日本統治をしていた理由。さらには、大阪冬の陣、夏の陣で滅んだ城を徳川が全面的に作り直した動機。幕末の戦いで、大兵力を結集していた大阪城を捨てて、江戸に逃げ帰った将軍の精神状態。そして最後は陸軍の軍事技術の研究開発拠点であった大阪城が、毒ガスだけでなく原爆も研究していたはずの場所なのに、それらの記録その他が一切失われている不思議さ。
その背後にあるのは、大阪は滅びの記憶の容器だったという特性があるといえます。
今回これらの情報がすべて表に出て、なぜ、出雲大社が、その本殿御客座に、この別天津神をおまつりしているのかの理由が、少し人知の側に移行すれば、天武天皇と持統天皇が作った、現行の日本のシステムも終わりの時を迎えることになるのです。
私の頭の中に伝えられた、アメノミナカヌシ天皇という言葉は、ここから新しい日本型というより、宇宙型の統治システムが降りてくることを示しているとしか考えられません。
その情報が日本語文化圏に降りてきたタイミングではじまるのが、約束されたミクニ、ミロクの時代なのでしょう。西欧文明の到達点である現行の民主主義が、かつての新世界であったアメリカで死につつあるこの時、次の希望が日本に用意されているというのが、この宇宙のプログラムなのです。
神紀四年(二千二十四年)三月十四日 積哲夫 記