「花なら咲き始めのころぞよし」
清少納言さんなら、そう歌ったことだろう。
もうあるかも。?(笑)
名古屋駅方面から東へ向かってのびる
5本の道路がある。
南から順に「若宮大通り」「三蔵(みつくら)通り」
「広小路通り」「錦通り」「桜通り」の5本。
名古屋へ初めて来たタクシーの運転手さんが道を覚えるのに
最初に記憶するのがこの5本の道路。
名古屋は道が広い。若宮大通りは道幅が100メートルもある。
通称100メートル道路とも呼ばれている。
そのうちの「三蔵通り」に面しているのが自宅のある
建物。あのありがとう看板のあるビルだ。
この三蔵通りと広小路通りは龍脈と、ある風水師の方は
言った。まさにそんな感じがずっとしている。
なにかが西から東へ向かって絶えず
流れている爽やかな感じを受けるのだ。
そんな道の横断歩道もない場所を南へ横切り、
さらに次の南の小路へと貫通する駐車場を
抜けると、ビルの駐車場がある。
毎朝、龍(?)の洗礼を受けてこのコースで
駐車場にいたる。
駐車場の向かえにはお寺さんの桜が満開100%を超えた姿で
迎えてくれるのが4月。
ビルの7階から南を見下ろすと、そこから見える桜の木は
2本ある。その1本がこれ。
昨日の午後4時に写真におさめさせていただいた。
短い花の咲く時の間にも、花はさまざまな
様相を見せている。
その一部始終を毎朝確認するでもなく
眼にしながら、日常の瞬間を感じる。
人間は人生で幾度も咲き始めの
燃えるような瞬間を経験し、
100%を超えた散り際のなんともいえない瞬間をも
体験する。
激しいひとはそんな体験は毎日かも知れない。
咲き始めに感じる喜びは格別。
それにものすごいいのちの輝きを
だれでも感じることだろう。
「毎日細胞が核爆発をしている。」
小牧時久さんの言葉。
そうだ毎日毎瞬私たちは核爆発をしているんだ。
地上に落ちた桜の花びらは私たちの残骸なのだろうか。
ありがとうございます