光文書 (ヒカリモンジョ) Vol.800+30+113 古き良き時代

光文書
(ヒカリモンジョ)

Vol.800+30+113
古き良き時代
この二十一世紀、近現代の歴史において、植民地と奴隷労働によって繁栄した、ほとんどの白人国家が、ゾンビストリートの拡大という問題に対処することもできずに、消滅の危機に瀕しています。
その原因は、過去の行ないへの反省と、グローバリズムの推進力となった人権などのイデオロギー的政策にあるのですが、これによって、白人のヨーロッパは、かつての植民地から逆に、人種的侵略を受けて、ひとつの言葉、ひとつの民族という国民国家の姿は、どこにもありません。

ヨーロッパは歴史が古い分、それに対する反動も、ゆっくりとしたものですが、若いアメリカでは、古き良きアメリカへの回帰が、トランプ大統領のもとで急速に進行することになります。
実は、これが、聖書の、あるいは一神教が終末を迎えることを、人間界に知らしめるはじまりの信号なのです。
一神教のひとつのテーマは、復讐権の行使というものです。
ヨーロッパで成熟したキリスト教文化は、その歴史でユダヤ人を弾圧し、イスラム教文化圏に十字軍を送り、その後、近代に到っては、植民地として支配してきました。
ユダヤ人は、その歴史に対して、金融というものを握ることで、マネーの力と、情報の力で、自分たちを抑圧した白人国家群への復讐を実行することになります。
イスラム教徒はというと、自分たちの子供、つまり、イスラム教徒をヨーロッパの白人国家の中で、増大させるという人口戦略で、民主主義の手続きで、その地域の支配権を手に入れようとしています。そして、それは成功し、白人のヨーロッパ文明は死につつあるのです。

この世界で、最も古い国民国家である、日本でも、この地球的ムーブメントは進行中ですが、国民の古き良き時代への回帰願望はまだ、表面化してはいません。その理由は、日本のオールドメディアにあるのですが、その背後にあるのは、敗戦後の日本の支配システムです。
アメリカに従うことと、中国共産党と親しくすることが、日本国民ではなく、敗戦利得者という人間グループの合意であったのです。
政治も経済も、教育界も、マスメディアも、この合意のもとで、これまでこの国を運営してきたのですが、世界中で、このシステムの正体が見破られつつある結果、このオールドメディアによる洗脳も、徐々にとけつつあります。
日本人が、発見する古き良き時代とは、アメリカの黒船が来航する前というものになります。
日本の国是は、白村江の敗戦以来、鎖国なのです。白村江の敗戦で日本列島に逃れた半島出身者を、日本列島が文化的に吸収するには、平安時代の三百年を要しました。
明治維新から、今日までの日本列島は、実をいうと、アメリカ史と一対をなすものとして、精神界では認識されているのです。
はじめのプログラムでは、日本文明に出会った西洋文明は、そこに約束された神の国の原型を発見するはずだったのです。ところが、日本と出会ったアメリカは、ハワイの次の領土として、日本列島を見たのでした。これが、歴史の正体です。日本人に対して、原爆を使用したアメリカの支配層にあったのは、そうしたアメリカの行動原理だったということです。ただし、それはアメリカの支配層なのであり、ナイーブな古き良きアメリカ人の行動原理は、今も変わりません。この地球規模の光と闇の戦いに、普通の日本人が気付かない限り、この世界は変わりません。
日本人の意識が古き良き日本に、向かうタイミングが、近づいています。
神紀四年(二千二十四年)十二月五日 積哲夫 記