佐野さんの畑で
毎年恒例の芋堀。
小学生になった亮太クンも来ていた。
ちょっとおとなで、
こっちが恥ずかしい。
お腹の中にいた頃からの
知り合いの天音ちゃんと
ひびきくんも一緒だった。
同窓会みたい。
朝から畑で、蚊に血もたくさんあげた。
土はほんとに、たまにはいいです。
土木の頃はそんなこと
考えもしなかったのに。
ずいぶんと文化的に生活がなっていた。
土と言えば、街路樹の根元からのぞいて
いる程度のものしか日常にはない。
そしてプランターの土。
また来年ね、と言って別れた。
いのちがあったらね。