神の使者から奇跡の道へ その33~天と地が一つになるとき、実相世界さえも・・

「天と地が一つになるとき、実相世界さえも、
あなたの視界から消え去る」

天と地と人で三位一体。

天も地も人がいないとそれを認識できません。
同じように他の人も自分がいないと認識できません。
他であることがわかるのは自分であり、
自分の存在をわかるのは他の人です。

天と地が一体になるということは、
自分と他人が一体になることでしょうか。

天と地、そして自分と他人が一体になるとは。?

分離がないということですね。

分離は一度も起こっていない。
分離が起こっていると感じるのは
自我そのものでしょうか。

天と地が一体。
そして自他一体。
そうなると分離のない世界ですから、
分離のない世界すなわち実相世界です。

それさえも視界から消えてしまう。
空海のいう「空即是色 色即是空」。
すなわちすべては「空」(実相世界)で
したがってすべてのものには実体がないと
説いています。

ですがその「空」(実相世界)さえも
分離がなくなれば消えてしまう。

ようするに空海がさらに言う、
その「空」(実相世界)さえもない状態なのですね。

「子供たちは、恐ろしい幽霊や怪物や魔物を
知覚して、恐怖におびえる。だがもし彼らが、
信頼できる誰かに、自分の知覚しているものの
意味を尋ね、自分の解釈を手放して現実を
受け入れようとするなら、彼らの恐れは
その解釈とともに消え去る」

人の恐れは自分を肉体だと信じることから
発生しています。

「天と地が一つになるとき、実相世界さえも、
あなたの視界から消え去る」