「(心霊的)能力は望ましいことであるか」
誰にでも自分で自覚していない数多くの能力が
備わっていることは感じていますね。
ですが自分にできることのどれをとっても、
自分自身がほんとうに誰であるかを
思い出すときの栄光に満ちた驚きに、
わずかでも比べられるものはありません。
学ぶにつれて、身につくかもしれない
新しい能力のようにみえるものは、
大変に役に立つものともなり得ますね。
しかし、それを最終目的とするなら、
それらがどのように行われようと
進歩を遅らせるようです。
この世界の物質的なものごとには
価値を認めなくなった者たちでさえ、
依然として「心霊的」能力には欺かれることがありますね。
「心霊的」能力を発現させた者たちは、
ただ自分で自分の心に課していた制限の
いくつかが取り外されるままにしただけですね。
人が発現させる能力は、すべて善きことにつながる
可能性をもっています。
その力が珍しく意外なものであればあるほど、
その潜在的有用性も大きくなります。
救済はすべての能力を必要としています。
自我を強めるために使われるなら、悪魔に
呼びかけるものとなり、「平安」のために働くのであるなら、
希望と癒しのための一つの大きな経路となるものがあります。
「(心霊的)能力は望ましいことであるか」