「今度は内モンゴル」 奥の院通信 R3 4/16

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この度、高市早苗総務大臣が「南モンゴルを支援する議員連盟」(仮称)を発足させたという。そして、内モンゴル自治区問題に取り組む議員連盟は、世界ではじめてであると言う。この自治区では、昨年秋から小中学校の教科書で、モンゴル語から標準中国語(北京語)への変更が始まった。モンゴル語を教えてはならないというのである。モンゴル族の抹殺・浄化が始まった。

 

 これまで中華人民共和国(中共)はチベット、新疆ウィグルなどを侵略しては、そこで言葉狩りをしてきた。言葉狩りは民族浄化の手段の一つである。中共は、チベット・ウィグルはもう済んだとして、これからまた新たに、南モンゴルでこの言葉狩りを始めた。言葉狩りをして20年も経てば、その言葉はこの地上から消えて亡くなる。だから、これは民族浄化の手段となるのである。

 従って、この言葉狩りは早い段階から阻止する必要がある。その意味では今回の高市大臣の始めた「南モンゴル支援」は大変時機を得た素晴らしいことである。

 言葉狩りと言えば、日本では明治の初めに森有礼文部大臣が、日本人は日本語を止めて英語を公用語にしよう、学校では日本語を教えないで全て英語にしようと言い出して、その政策を本気でやり始めた。賛否両論、大騒ぎとなり、その中で彼は遂に暗殺された。当時はまだ日本人は、日本の国を大切にしていたと言うことがよく分かる。

 続いて、日本は先の大戦終了後、英語を公用語にしようという運動が再び起き、この時も賛否両論あって、国語審議会において、僅かの差でこれが否決された経緯もある。先の例を併せて、日本の場合は、強制されたのではなくて、自ら自分の言葉を捨てようとしたのであった。この時は、日本はディープステート(GHQ)に占領されていたので、ここで少しでも占領当局に強制されていたら、日本語は完全になくなっていた。非常に危険な状況下にあったのである。

 ところで、明治の末期に日本はお隣の大韓帝国(現南北朝鮮)と合併し、半島は日本領となった。半島人は日本国民となった。その直後、初代総督として赴任した寺内正毅は、朝鮮にハングル文字があることを知り、「こんな良いものがあるのに、なぜ使わないのか」と言って、学校で日本語とハングルの両方を教えるようになった。「漢字仮名混じり」があり、「漢字ハングル混じり」もあって良いではないかとなったのである。それまで李氏朝鮮・大韓帝国いずれの政府もハングルを捨てていたのである。ハングルは下品な言葉である、文字は漢字しかないというのである。

 その後、日本と別れた大韓民国(南北朝鮮)は、今度は漢字を捨てて、ハングル文字だけにした。漢字も外来だから「許せない」となったようである。ところが今、この国では人の名前だけは漢字だから、警察官が交通違反者を捕まえても名前が読めないので、警察官は改めて再び漢字を勉強しているという。

 そもそも、このハングル文字は、李氏朝鮮の第4代王世宗が作ったものである。しかし、国王が作った文字であるにもかかわらず、李氏朝鮮・大韓帝国の国民はこれを使わなかった。ハングルは下品な言葉で、文字は漢字しかないというのである。

 今半島では「日本は我が国の言葉を奪った」と言っているがこれは明らかに嘘である。それまで李氏朝鮮政府が捨てていたハングルを復活したのであって、真相は真逆である。自分たちが捨てていたものを、日本政府が復活したのである。日本は半島において、今の中共のしていることとは正反対の政策をとった。これは今となっては誇って良いことである。

 今世界が中共のウィグルに対するジェノサイド(民族浄化)を盛んに非難しているが、日本だけはまだこれをしていない。もちろん、中共はこの報道は全く「嘘」と言っている。日本の財界人の中にも、「あれは嘘報道」と言っている人も多い。中共との商売が大事だから、中共政府の嫌がることは全て「嘘」としている。

 高市早苗総務大臣は、これから中共とこれに同調する日本人の大物たちと戦うことになる。しかし大事なことであるから頑張って欲しい。中共の圧力と日本国内の売国奴たちとの闘いである。潰されないようにして欲しい。

 それから、この中共の民族浄化政策は、今世界中で非難されているが、実はこの政策は奥の院・ディープステートはこれを歓迎しているのである。ただいまはそろっとして「だんまり」を決めこんでいるだけである。あらゆる民族を浄化し、奴隷化することが彼らの目標である。通貨を同じくし、言葉を同じくする。あらゆるものを世界で統一し、個々の固有のものは認めない。これが彼らの目指す「グローバル」なのである。高市早苗総務大臣はこのディープステートとも戦うことになる。