随想 伊路波村から31~循環

今日も家の前の道路と歩道の境に 小さなミミズの死骸が
たくさん見受けられました。

都会のほんのわずかな植え込みの土に発生するミミズです。

一匹のミミズの死骸にたくさんの細かなアリがたむろしていました。

なんだかちりとりに掃きこんでしまうのも悲しく思いまして
死骸とアリをそのままにしておきました。

小さなミミズを狙って きっと小鳥や鳩やカラスさえも食べ物に
してるのでしょう。

「ミミズはなんで生きているの。?」

悲しくなって下を向いてほうきの先を見る目が
潤んできます。

自分もミミズなんだろうか。

ゆるやかな坂道の東方面をやや見上げますと
秋のきれいなお日様が、自分をそして世界を照らしています。

あまりの輝きは 景色の境をなくしてしまいます。

みな一体。

今日もあることに感謝して、いつも朝にお会いする
通勤の方のお姿に、今朝も元気でお会いできたことを
心の中で感謝するのです。

随想 伊路波村から33~イルカのショー

イタリア村がなくなって 少し寂しい感じの名古屋港。
その名古屋港には水族館がある。

中日新聞に「マイルカのあかちゃんを見学する集い」が日に2回
あるというので娘と一緒に行った。

水族館があくと 子どもやカップルが次々に入館。
入り口には大きなイルカの水槽が3つ4つある。
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随想 伊路波村から35~いろんなことがあるけれど・・・

5月6日 名古屋駅新幹線の改札口 少し掲げた左手が
末娘の挙げた左手のひらに触れた。

何か恥ずかしくて 改札まで先に。
実は 泣いていたから・・・。

4人の子どものうち 巣立ち第一号が末娘。
東京へ。

母親と 特に慕っていた兄とが見送りをした。

それからもう2週間が過ぎようとしている。
この9月が挙式となる予定。

5月9日 大阪と名古屋を行ったり来たり 夜も
眠らずに 新しいCDの製作のために走ったプライナスの
「呼吸」が世の中に飛び出た。

59「こきゅう」の日だった。

宇宙ができてからずっと続く 吸うことと吐くこと。
吸引と放出。

そのことの不思議が唄になった。

経済の変動がはっきりして
ウイルスが世の中に現れた。
ウイルスもあなただから
そんなに嫌がらないでと願う。

この時に たくさんのご縁とできごとが
物凄い波で押しかけるかのよう。

時代は またシステムは大きく変化しようとしている。
大丈夫。

いつだって ちゃんと あります。(笑)

随想 伊路波村から36~今

地震がこの国に現れてから
いままで続いていた事柄を
続けることの意味と強さが
失われている。

ハガキを書くことがそれ。
モノを販売するのがそれ。
掃除はいい。

朝 三蔵通をなだらかな坂が続く東方面に目を向ける時
静かに低くあがってくる お日様のまぶしさが
この今を 天国だと告げている気がする。

なにごともない日常がこんなにありがたいと
思えるなんて。

地震があった日 会社のテレビが文明を
押し流していく状態を そのまま映していた。

私たちが 作ってきたものが流れていく。
流れていく・・・・。

これからどんなふうになるのか。
この国はどこへ向かうのか。
もしかしたら本来 真に向かうべき人類の方向へと
転換をすることになるのではないのだろうか と思ってしまった。

人間だけが なんでこんな風になってしまったのだろう。
形作り 貯める 化粧をし 装う。
もしライオンが口紅をつけたら・・・・。
そう言ったら家内も長女も爆笑していた。

「私たちは持っている」 テネモスのこの意味がすべてを
語っているのだろうか。

人間がもし居なければ そう主体としての人間が
あなたや 万物を意識する機会を失ってしまうなら
人がすべて居なくなってしまったら
この宇宙は存在するのだろうか。
何故 ここにいるのだろうか。
今 そんなことを思うのです。

春 常緑樹の若い若い葉が 毎日たくさん路上に
落ちていく日 常世の春は 「今が ココが天国です。」と
私たちに語りかけているような気がする。

花 若葉 子供達 若者のバーベキュー
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空 飛行機雲 葉桜・・・・・。

今 天国に居ます。