致知出版社 一日一話 読めば心が熱くなる・・ 第二弾 6 「息子からの弔辞」

井坂 晃 ケミコート名誉会長

 七月二十九日の十一時少し前に、葬式の会場である九十九里町片貝の公民館に入った。会場の大部屋は畳敷きで、棺の置かれた祭壇の前には、すでに遺族と親戚の方々が座していた。私は中川夫婦に黙礼をして後方に並んでいる折りたたみ椅子に腰掛けた。祭壇の中央では、個人の遺影がこちらを向いてわずかに微笑んでいる。ドキリとするほど二枚目で、その表情からは男らしさがにじみ出ていた。会場には私のほかに高校生が五、六人、中学生の制服を着た女の子が数人。そして私のような弔問客が三十人くらい座していた。広間に並べられた座布団の席はまばらに空いていた。
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3163「悪魔と神さま」2023.8.24 自分で自分を自分するから

https://tenmei999.blogspot.com/2023/08/31632023824.html
 
今回はいっぷくからのありがとうさんの2023年08月13日の記事を紹介します。

「悪魔と神さま」

私たちは今、この地球で、とてつもなく地獄的な時代を生きています。

がんじがらめに縛られ、労働、時間、お金をひどく搾取され、奴隷的な立場に置かれています。

その奴隷にも2種類あります。
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光文書 (ヒカリモンジョ) Vol.800+30+46 ハワイと波動

Vol.800+30+46

ハワイと波動
この二千二十三年の八月に、もともとハワイの王都があったとされるマウイ島の都市が、大火災に見舞われ、世界に激震が走っています。ハワイ王国の時代、ハワイ王は、日本の皇室と縁を結び、それによって、アメリカによる吸収を阻止しようとしていました。歴史は、今日ある通りに、ハワイはアメリカの最後の州となるのですが、今回の事象は、その過去に改めて光を当てることになるかもしれません。
日本敗戦の三年八ヶ月前の昭和十六年十二月八日、ハワイの真珠湾にいたアメリカ太平洋艦隊に、大日本帝国の海軍機が奇襲攻撃をかけて、日米戦争がはじまったのですが、そこにいるはずだった二隻の空母はいませんでした。 “光文書 (ヒカリモンジョ) Vol.800+30+46 ハワイと波動” の続きを読む

致知出版社 一日一話 読めば心が熱くなる・・ 第二弾 7 「咲子はまだ生きていた」

藤原 咲子 高校教諭・エッセイスト

 病との戦いに奇跡的に打ち勝った母は、やがてその壮絶な引き上げ体験記「流れる星は生きている」を書き上げ、作家藤原ていとして一歩を踏み出しました。だがそこにいたのは私がずっと待ち続けてきた暖かくて優しい母ではありませんでした。幼子三人の命を失うことなく引き揚げという苦境を乗り越え、成功者として社会から讃えられる母だったのです。私は兄たちよりずっと厳しく育てられました。少しでも甘えようものなら「あんなに苦労して連れ帰ったのに、いつまでもわがままいうんじゃない」という言葉が返ってきました。
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