2011年の大震災から、多くの講演や著書を発表された
飯島さんです。
それ以前とその後にかけてのお話からいただいた言葉の
数々を感じるままに箇条書きしています。
お話を幾度もうかがって、その中からの抜粋です。
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ある道のり18~いのちの実相 1 長女のこと~
昨年の2019年はたくさんの縁戚とのお別れがありました。
一月に実兄、5月に実姉、そして11月に養子としての山田家の母。
2011年に山田家の父、そして2013年6月18日には長女Sとの
お別れがありました。
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ある道のり19~いのちの実相 2 幼いころの直感~
旧サッポロビールの工場跡地(現在のイオン)近くに
JR中央線が通っていて、大きな道路に鉄橋がかかっています。
今から50数年前は、まだその橋脚に人が上っていけました。
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ある道のり20~いのちの実相 3 心の学び~
ある道のり~いのちの実相 3 心の学び~
娘の発病がきっかけとなり、 それまでの人生に疑問を感じた私に届いた
勉強会の誘いのままに申し込みをしました。
生き方、経営の仕方が知りたい。
どうして普通に生きていて、娘があのような病になってしまうのか。
なぜそれが私たちの娘なのか。
私は4人の子供たちに勉強を、しなさいと言ったことは一度も
ありません。また学校の通知表を持ってきた時は、成績のことには
一切触れず、通知表の後ろの先生の文章を読み、何かみんなのために
できたことや、すこしでも成長したことを大げさにほめました。
それが本音でしたから。
気がつけば、母にされたようにようにしていたのでした。
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ある道のり21~いのちの実相 4 未来が今に 過去が今に~
商工会議所主催のN塾が終了し、そのOB会が発足しました。
ある日のその会合の後、世話人のKさんと友人のIさんと共に
居酒屋にいました。そこでの会話の中で、私は世話人のKさんに
このように言いました。
「人間ってなんでしょうか。本当のことってなんでしょうか。
わからないから知りたい、学びたいと思っています。」
酔っていました。
それまでとはまったく異なり、すべてに積極的で
気が向いたことならなんでもやりたい、頼まれたことは
「はい喜んで!」に変わっていたのです。
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ある道のり22~いのちの実相 5 実相への光~
時間の不思議や自分の生命のふしぎが目前に迫っていました。
先のセミナーでは父親に対する憎しみと母親への哀れみのふたつを
完膚なきまでに、自分の心から追い出した後に体験がありました。
父親と母親がキン斗雲(きんとんうん)に二人並んでしかも笑顔で
手を振っていました。そしてその雲は二人を乗せたまま
かなたへと消えていきました。
ああよかったと思いました。
そして二人は仲良しだったんだとも思ったのです。
二人は演技をしてくださった。
強くするために、父は凄い仕打ちをしてくださった。
ふたりに、ありがとうと言いました。
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ある道のり23~いのちの実相 6 自分しかいない~
自分しかなくて また自分さえない 感覚でもなく
ただ そのことが私たちの現実感とはまったく
かけ離れた それでいて何にも変えがたいもの。
ただもう 嗚咽しかないもの。
そしてそれであればこの現実の何をもはるかに
超越し、しかも私たちの知るいかなるものとも比較することのできないもの。
まったく不変であって、しかしながらものすごく躍動し、ものすごく湧き出るもの。
そんなわけがわからない表現でしか言葉では言えないのですが。
自分はそこのそこに繋がっていて、しかもそこのそこそのもの。
さらに誰でもが、まったく同じなんだということ。
どんな方でも、まったく同じなんだということ。
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ある道のり24~いのちの実相 7 事件 1~
二度の自宅内での飛び降りも,何かを試すような感じがしていました。
幸いにも二度とも大した怪我もせずにいたのです。
ただやはりいずれも二ヶ月ほどの入院を余儀なくされました。
薬は増える一方です。
多剤処方で何がなにやらわからず、
まるで薬を食事のように服用しました。
娘の様子はもうとてもそれまでのようにアルバイトができるような
状態ではなくなっていました。
それでも何か自分で誰かの役に立ちたいと
切に願う娘は、かなわぬこととは言え「よくなったらまた働くよ」と
口癖のように言うのでした。
自分の存在を 何かで表したい一心だったのでしょう。
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