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お隣の支那大陸に中華人民共和国が誕生した。毛沢東が蒋介石との国共内戦を制して、中共の建国を宣言したのであった。負けた蒋介石は台湾に逃げ込んで、再び大陸に攻め入って毛沢東を倒して独裁者になろうと生涯頑張った。しかし、その夢はついぞ叶えられずに、夢破れてあの世に旅立った。
蒋介石は台湾に逃げ込んだが、その前の台湾は日本国の1部で、台湾人は日本人・日本国民であった。ところが、蒋介石が逃げ込んできた時は、先の大戦で日本人が引き上げたあとだったので、たまたま無政府状態であったことが、台湾人にとっては不幸であった。蒋介石軍は台湾にやって来て台湾の資産を蒋介石と彼の連れてきた軍人たちが横取りし、圧政を敷いて台湾を支配した。
蒋介石の連れてきた支那兵(国民党軍)の横暴が余りにも酷いので、それに抵抗した台湾人が暴動を起こした。これが2・28事件である。それを切っ掛けに蒋介石は台湾で恐怖政治を始めた。2・28事件では、およそ3万人の台湾人が密かに殺害された。彼らはつい先日までは、日本人として活躍していた各界の名士ばかりであった。ある日突然、家の前に車が止まり、そこの主人が連れ出されて、そのまま帰らぬ人となった。
蒋介石を追い出して、中華人民共和国(中共)を建国した毛沢東も、建国以来厳しい圧政を敷いて、独裁者として振る舞い、都合の悪い人間は次々に抹殺し、どれだけの数の人間を殺害したかは今も分からない。国作りと称して打ち出した政策のために、反対する者を粛正していったのである。その数は千万単位の数である。大躍進、文化大革命と毛沢東が打ち出す政策は悉く失敗し、あとは千万人単位の死者が累々となった。
日本国はこの大陸とは、1400年前から関わりを持ってきた。キリスト暦600年に大和朝廷が遣隋使を派遣して以来のことである。そして、その交流の規模は1868年の明治の開国から一気に大きくなって、今日に至っている。毛沢東が蒋介石を追い出してから今日まで、中共はその時の支配者が現れ、現在は習近平が支配している。
現在は、一度も実効支配したことのない台湾を、固有の領土であると言い張って、これを強引に世界各国に認めさせ、何とか実効支配をするべく狙っている。しかも、この意思は硬い。最近、習近平は「日本がこの台湾独立問題に関与したら、核攻撃で日本を潰す」と言明した。
中共政府の内部地図には、日本列島の将来の姿が描かれていて、中部地方に南北の線が書かれ、そこから西の地域は中華人民共和国日本省と書かれ、東は中華人民共和国日本自治区となっている。西は今のチベット、東は新疆ウィグルと言うことである。
昨日の自民党総裁選では岸田氏が選ばれて河野氏が敗れた。河野氏が勝利していれば、この中共の日本乗っ取り政策は、大きく前進していくことになった。しかし、岸田氏が選ばれてその道は取り敢えず阻まれたことになった。
そもそも、支那大陸は太古の昔から、王国であったが、1911年の辛亥革命で清国が斃れて以来、王国はなく共和国になったが、実質は今も共産党王国で、その皇帝が時々交替する国家である。現在は習近平皇帝が支配している。
毛沢東は、人民には3度の食事を2度にしてでも、核兵器を持つという政策を推し進め、1964年10月に遂に新疆ウィグル自治区で核実験を成功させ、それ以来、彼らは核兵器製造に邁進し、現在では核保有国大国の一つとして世界に君臨している。アメリカと並んで、世界の覇権国として振る舞っている。
この国も、奥の院が生み育てた国家であるにも拘わらず、最近はその経緯を忘れてか、奥の院の立場を脅かしているとして問題になっている。それが、現在の米中衝突の実態である。奥の院は常に対立を作り、それをエスカレートさせ、上手く戦争に持ち込めれば、それを煽って商売をしているのであるから、今回の米中対立もその枠内のことであろうと思われるが、中共の勘違いがもとで、もし第三次世界大戦に発展すると、世界が迷惑を蒙る。その一番の被害者が日本になりかねない。
この地球上の人類は、過去に少なくとも1回は核戦争で滅んだという経緯がある。この歴史は、現在は否定されているが、印度のマハバーラタやラーマーヤナなどの叙事詩、旧約聖書の創世記などにはっきり書かれており、しかも、それを立証するかの如き遺跡が世界中に存在する。現在の状況は、その危険性を孕んでいるようにも思われる。
奥の院や中共共産党は、自分たちが滅ぼされる危険とは人類の生存を賭けてでも、自分たちだけは生き残れるような政策をとる。その延長線上には、人類の新たな滅亡が待っている。そうなるとしたら、その引き金を引くのは奥の院か中華人民共和国である。彼らは人類にとっての疫病神である。