再録 Iさん懐古 その17~たった一つのいのちが

「たった一つのいのちがすべてを動かしている。
委ねていくとトラブルがない」

いのちがいくつもあると思いがちですが、
いのちはたった一つしかないとは。

分離した自我が存在のすべてだと思ったら、
もちろん肉体がワレで死はあると信じて
疑いません。

だから自我があらゆる欲望を満たそうとします。
そして達成できない不安、怒り、恐怖、悲しみを
抱きます。

現実である幻想とは思い入れのこと。
それらに価値を置く限り続いていきます。

そして自我とはあなたの信念です。
分離を一掃すると信念を超越することになります。
実存は無限。あなたの全一性には限界がない。

ですから分離のない「空」「生命」に
委ねて生きれば何のトラブルもありません。

自我という信念がトラブルを招きます。
ほんとうはトラブルなどないのですが。

ノーと言わない覚者がイエスです。

「わたしが見ている世界は、わたしが望むものを
何も持っていない」

「一なる光の中であなた自身を知りなさい」

「この世界は死によって去るのではなく、真理によって去る」

「たった一つのいのちがすべてを動かしている。
委ねていくとトラブルがない」