「不思議な3つの墓」奥の院通信から R3 10/31

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私たちの国・日本には不思議な墓が3つある。それを言うとかならず「うっそー・マジ?」とか言われ、馬鹿にされる。しかし、あることだけは確かで、その方々が、本当にそこでお亡くなりになったのかどうかは分からないが、存在することだけは確かである。古い順番に言えば、モーゼの墓、キリストの墓、楊貴妃の墓である。

 モーゼの墓は、今の石川県宝達山の山麓の志水町にあり、伝説森の公園(モーゼパーク)としてきれいに整備されている。石川県観光連盟が維持管理しているようで、最近では訪れる人も結構いる。
 そこにある案内板には、「モーゼはシナイ山に登ったあと、天浮船に乗って能登宝達に到着」とある。その上には「三ツ子塚」と言う古墳群があり、このモーゼの墓はその中の二号古墳である。

 モーゼの墓については、これに関連して、四国にある剣山の頂上に、「契約の箱」が安置されているという伝承もある。この「契約の箱」は、日本に伝わる神社の神輿にそっくりであることから、キリスト教徒やユダヤ教徒の注目するところとなっている、とも言われている。

 また、「天浮船(あめのうきふね)」と言えば、竹内文書が伝える「この世界は太古の昔は日本の天皇が治めておられた、そしてその天皇は、天浮船に乗って世界中を行幸しておられた」という伝承にも結びついている。大正時代の作家山根キク女史が「世界の正史」や「キリストは日本で死んだ」という本に書いているが、彼女はこの伝承に基づいて書いている。

 もう一つのキリストの墓は、青森県三戸郡新郷村(旧戸来村)にあり、これもきれいに整備され、ちょっとした施設があって、訪れる人は多いようである。伝統行事も行われ、地元の人たちには親しまれている。管理はイスラエル大使館が行っているようで、もしそうだとしたら、イスラエル国もこのことを承認しているのであろうか。事実を承認していなくても、この日本にある伝承は承認していると言うことであろう。

 イエス・キリストは、今のイスラエルで十字架に架けられ処刑されたことになっているが、実際は弟のイスキリがその身代わりで処刑され、本人イエス・キリストはその地を逃れ、日本に来て生涯を終えたという伝説が基になっている。

 3つめは、支那の楊貴妃の墓である。これは山口県長門市にあり、そこに昔から祀られている。楊貴妃は、唐(支那の王朝)の第6代皇帝・玄宗皇帝が寵愛した妃で、安禄山の反乱で処刑されたのであるが、実際は皇帝の嘆きを慮った近衛隊長が、密かに彼女を助け出し、船に乗せて逃れさせ、長門に流れ着いたと言う伝承に基づいている。

 これは今から1300年弱前の756年7月のことで、それ程昔のことではない。天平勝宝8年孝謙天皇の御世の話である。しかも、この唐という国は日本では遣唐使としてもよく知られている国である。日本はこの唐から多くのことを学んだ。そんな関係もあってのことか、地元の長門ではこの楊貴妃の
墓も、昔から丁重に祀られている。

 他にも日本には不思議なお墓があるかも知れないが、これらの3つの墓は、その存在を余り知られていない。物証がなければその歴史はないと思えば、これらの話は馬鹿馬鹿しいものとなる。しかし、歴史はあって、その話を証する証拠はそのうちのごく僅かであると考えると、また変わってくる。物証はこれから出てくるかも知れないのである。あらゆる遺跡などの物証が、全て既に発掘されているわけではないからである。

 従って、世界に残る神話・伝承・口伝というものは、大切に伝承していく必要がある。これら残されて伝わっている伝承には、世界共通のものが結構存在する。そこに生きる今の者が、その都合でこれらの伝承を取捨選択して伝えていくと言うことがあってはならない。その意味では焚書坑儒なるものは宜しくない。奥の院はこれを行っている節がある。焚書を行って歴史を改竄している節がある。