光文書 (ヒカリモンジョ) Vol.800+30+144 艮の金神

Vol.800+30+144

光文書
(ヒカリモンジョ)

Vol.800+30+144
艮の金神
この二千二十五年の七月一日に、日本の剣山に封じられたアークが、開封され、聖書の光と闇の物語は、エネルギー的な終了の時を迎えました。これを検証すると共に、七月五日と七月七日の世界の事象を待ったために、この成果の公表が、このタイミングとなりました。七月一日、剣山に宿った光によって公にされた秘密は、聖書の暗黒面のエネルギーであると同時に、艮の金神と日本で呼ばれていた、祟り神の最後のひとかけらでもあったので、これによって、六月十日に、ユーラシア大陸の崑崙山で発動した大本教のご神宝の波動が、地球をひと巡りして日本にすべての神の秘密を集めて、その目的を達したという報告になります。
いまの世界は、事実上、アメリカのドルの覇権によって、コントロールされています。しかし、そのドルも、無限に借金を積み重ねることができないタイミングを迎えて、終わりの時に近付いているというのは、ある程度、金融の知識を持つ人間にとっての常識です。しかし、次の主役はまだなのです。

このドルという基軸通貨の背後にあった、精神的なエネルギーは、モーゼの時代から続く、聖書の暗黒面というものでした。これが、聖書の神が、役割を終えて去った後も、世界をコントロールして、人間界をひと握りの支配層と、大多数の支配される人間に分断された社会を作り出してきたのです。
今回、アメリカから日本の剣山に、この聖書の悪神とでもいうべきものを連れてきたのは、スサノヲで、この悪神とは、「霊界物語」で艮の方角に封じられたクニトコタチの別名、金神と呼ばれる神格で、まさに、祟り神というものでした。
霊界物語的にいうなら、体主霊従の時代の行き着く先の姿を知らせるために作られた、この金神という神格は、文字通り金の神として、物欲の人間界に対するいましめの鞭として働くものです。この神格が、体主霊従の時代が進めば進むほど、強化され、最後はすべてを破壊するほどの力を持つようにと、プログラムされたものが、ユダヤ教というものになるようです。
これによって、普通の日本人には理解できなかった万教同根という教えも、実は正しかったということが証明されました。
最後の最後に、アメリカから、この艮の金神のプログラムの本体がスサノヲによって日本に移され、これによって、剣山のアークの封印が解かれたことで、四国にあったヨミノクニの蓋も開いたと伝えられています。これで、スサノヲはヨミノクニのイザナミに会うことができたはずです。
大本教の出口王仁三郎が記した「霊界物語」の結末がこのような、剣山でのアークの開放というものになるなど、誰も予測できなかったはずです。
これが日本に置かれた最後の一厘の仕組みだったということです。この知の開示によって、天理教にはじまり、黒住、金光、大本へと続いた流れは、すべて一筋の道であることが明らかになりました。それは、同時に、古事記や日本書紀にも役割があり、さらには、聖書にも途方もない情報が隠されていたということも、ここに明らかにされました。つまり、霊界物語でいうなら、地球のウシトラの方角に封印されたクニトコタチを表に出すためにスサノヲは、まず日本で大本教の出口王仁三郎にこの仕組みを伝えました。次に、精神学協会のもとで目覚めた薩軍と靖國の一部が渡ったアメリカで、その働きを助けながら、この七月一日に、ついにクニトコタチの封印が解けたタイミングで、この世のマネーを使って祟りをなしていた金神をこの二千二十五年に日本に連れ帰ることに成功したということです。
これによって、この世は、マネーの闇の力によって、滅びる道から逃れることができたはずです。さらには、いまあるアメリカ中心の世界秩序も変化していくことになります。その先の日本の役割をいまの日本政府や日本人が担えるかといえば、それは無理なので、ここから、日本全体の洗濯がはじまることになるはずです。
神紀五年(二千二十五年)七月十日 積哲夫 記