ラマナ・マハルシの教え「私は誰か」 18 帰依者の中では、どのような人が・・・

18・帰依者の中では、どのような人が最上でしょうか?

 自分自身を神である自己にゆだねきった者が、
最もすぐれた帰依者である。

自分自身を神にゆだねるとは、自己という想いの
他にはいかなる想いが起こることも許さず、
ひたすら自己の内にとどまっていることである。

 どんな重荷がかかろうとも、神はそれに耐える。
神の至高の力がすべてのものごとを動かしていくのに、
われわれは何故その力に身をまかせないのだろうか。
なぜわれわれは、何をどうするべきかと思い悩み、
何をどうすべきではないかを思い悩むのだろうか。
われわれは、汽車がすべての荷物を運んで
くれることを知っている。
汽車に乗ってまでも、自分の小さな荷物を
頭にのせて苦労する必要がどこにあろう。
荷物を降ろして安心なさい。