奥の院通信から R3 1/10 「ワクチン接種義務化へ驀」

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 会合は開いてもいいが、参加者にはワクチンを接種済みである人に限る、と言う例が増えてきている。勿論、その前に、参加者はマスクをすることが義務づけられる。食事する場所は4人以下にし、席を離すとか、面倒なことを実施させられている。飲食を業としている人は、これを守らないと商売できないとなれば、何だか訳の分からないお達しでも、仕方なく従うしかない。
 

 店を閉めればその代わりに補助金が貰えるという。店を閉めやすくする。街の飲食店が減っていった。喜んでいる人は恐らく誰もいない。宴会をしてコロナ感染者が出たら、メディアは大喜びし、大々的に取り上げて報道する。それを読んだ読者は関係者を一斉に非難し、非難された人は企画者も参加者も肩身の狭い思いをさせられる。

 そこには、関係する役所があることは間違いない。しかし、この役所を非難する声は上がってこない。どこの役所が関与しているのかも曖昧にし、それを問う声は上がってこない。規制する側は楽である。むしろ、規制するのが遅れたと非難を浴びる。しかも、メディアはこのようなことを指導する役所に関しては言及を避けてくれる。日頃、役所のすることなすことには厳しい目を向けるメディアも、今回ばかりは心強い味方になってくれる。

 法律一つもないのに、人の行動をここまで規制できると言うことはもの凄いことである。人を強制するのは、法律だけではないと言うことを体験している。ある人はこれを「隠れた独裁制」と表現した。もう法制化するのは簡単になってきている。

 この雰囲気を「風」という表現をした人もいる。人がある行動を取るように仕向けるのは、「風」である。誰がその「風」を吹かせるのか。自然発生の「風」もあるかも知れないが、ほとんどはそこに仕掛け人がいる。その仕掛け人の大御所は、やはりメディアである。そのメディアを支配しているのが、奥の院・ディープステートであることは、もう既に分かっている。

 規制する側とされる側とは、メディアで繋がっている。と言うことは、規制する側の奥の院・ディープステートと規制される側の大衆とは、メディアで繋がっていることになる。通常は規制というものは法律で行われる。しかし、今回は法律制定はなく、法律以上に規制する側の意図を実行してくれる。こんな簡単な、しかもこんな強力な味方を持った規制者は、初めてのことである。

 メディアは第4の権力者と言われて久しいが、もう今では第1権力者と言える。メディアには逆らえないという意味では、確かにもう今では彼らが第一権力者である。そのメディアを支配している奥の院・ディープステートがその第一権力者の更に上に構えている。

 最上階に構えて、メディアを支配することによって、あらゆる人の行動を規制している奥の院・ディープステートは、それでもその姿を現すことはない。だから「隠れた独裁者」という。彼らはメディアを使いながら、風を起こして人の行動を規制するが、同時にあらゆる役所、学者、教育者などを支配し、誰にも後ろ指を指されることなくやりたいことを推進する。場合によっては人殺しも雇う。

 彼らが雇う人殺しも、その繋がりを分からなくさえしておけば、足が付くことはない。関係が分かりそうになれば、彼らは直ちに「陰謀論」として片付ける。誰かが、「陰謀論という陰謀」と言ったが、言い得て妙である。事実を聞いて陰謀論と言われ、それが陰謀であるかどうかを判断するのは、結局、その聞いた人の判断能力と言うことになる。そこでは俗に言う賢い人、賢くない人という基準は無関係である。何故かと言えば、今回は賢い人ほど、規制者側に極めて優しい。被規制者側には冷淡である。

 かくして、世の中は目下ワクチン接種義務化に向かってまっしぐらに進んでいる。しかしその一寸先には、滝壺があることに気付いている人が少ない。気付いている人の声は、メディアによってかき消されている。
 昨日の通信でも書いたが、超大手企業の従業員に、パワハラでワクチン接種を義務づけている。逆らえば職を失う、生活できなくなる。これこそ典型的なパワハラである。ところが、法律の保護を受けることも出来ない。行政当局の行動を、直ぐに法律を使って邪魔するのが仕事だった左翼集団も、今回は一言の声も上げない。またそれを不思議に思う人もいない。不思議な世の中になってきた。