2842「祈り」2022.10.7 自分で自分を自分するから

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今回は「いっぷくからありがとう」さんの2022年09月30日の記事を紹介します。

「祈り」

今日は、渡辺和子さんのお話を通して、神さまは、どうやって人間の祈りに答えてくださるのか、、考えてみたいと思います。

<引用開始> 引用元

・もし私が祈ったことが全部叶えられたら、どうなるのだろう

・神様のお役目というものは、人間の願いを全部叶えることなのだろうか

・いくら祈っても、所詮(しょせん)神はご自分の好きなようになさるのだとしたら、

 祈っても、祈らなくても同じではないか

その上で渡辺さんはイエスの言葉を紹介します。

・求めなさい。そうすれば、与えられる。

・探しなさい。そうすれば、見つかる。

・門をたたきなさい。そうすれば、開かれる。

だれでも、

・求める者は受けとり、

・探す者は見つけ、

・門をたたく者には開かれる

そして渡辺さんは続けます。

でも、この言葉には

・求めたもの、そのものが与えられると約束されていませんし、

・探したそのものが見つかるとも約束されていません。

むしろその後には、あなたがたの中で、子どもが魚を下さいと言うときに、

魚の代わりに蛇を与えるような父親が、いったいいるでしょうか。

卵を下さいと言うのに、だれが、さそりを与えるでしょうか。

してみると、あなたがたも悪い者ではあっても、自分の子どもには良い物を与えることを知っているのです。

とすれば、なおのこと、天の父が求める人たちに、どうして聖霊を下さらないことがありましょうか。

と続く言葉があって、求めたものの「代わりに」何かを下さる可能性があることを示唆されています。

祈ることは大切なことです。

しかし、人々が願う前から、その必要とするものを知っておられる天の父は、人間が願ったことをそのまま叶えることをもってして、ご自分の、その人に対する愛の証、とはなさらないのです。

なぜならば、私たちはいつも、「欲しいもの」を願っているからであり、

それに対し、神様が私たちに叶えてくださるのは私たちの魂にとって「必要なもの」だからです。

<引用終了>

神さまは、私たち自身より、私たちのそば近くにおり、例え口に出さずとも、

私たち以上に、私たちの望むものを知っておられます。

そして、私たちの望み、願いを全て聞いてくださっています。

私たちの人生が、平和で順風で

・友達や家族の笑顔に恵まれ

・健康で金銭的な憂いが全くなく

・将来の不安など、みじんもない

そんな時にはきっと

・神さまに祈ることも、

・全てを用意してくださった神様に感謝することも

・人々の優しさに気づくことも

あまりないかもしれません。

神さまの恩寵は2段階で現れると言います。

・まずは、不幸に見える出来事

これを通じ、私たちは、悲しみ、苦しみのどん底に落とされます。

嘆き、悲しみ、涙を流し、不平不満を口にして、世の中、全てを呪うかもしれません。

自分の力ではどうしようもないと諦めかけた時、神さまを思い出すかもしれません。

人知を超えた力にすがろうとするかもしれません。

そして「祈り」始めます。

この時、神さまは、全ての全てを見ており、私たちの心の中まで、把握しています。

なぜなら、「不幸に見える出来事」を持ってきてくださったのは神さま自身だからです。

私たちは、早く苦しい状況から抜け出したくて、具体的に神様に「祈り」ます。

神さまは、その「祈り」をじっと聞いておられます。

私たちは、苦しみ、悲しみの中で神さまに祈ることを通じ、心、魂が、どんどん、どんどん成熟していきます。

・人々の小さな優しさに気づきだします。

・健康だったことが、どれだけ、ありがたいことだったかに気づきます。

・同じ苦しみを持つ人の、心の叫びが聞こえるようになります。

その時です。 

私たちの心に気づきが起こります。

どうして神様が、私たちに「悲しみ、苦しみ」を運んできてくださったのか?

物理的な状況は、全く変わらないかもしれません。

ですが、目に見えない、私たちの魂は、美しく純粋に生まれ変わりました。

祈りを通じ、神様が私たちの魂を洗い、

本当に私たちの永遠の生命にとって大切なものを、くだされた瞬間です。

祈りは、必ず聞き届けられます。