奥の院通信から R4 10/23 「アメリカ合衆国の統治者」

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アメリカ合衆国の国家統治のあり方が近年極めて分かりにくくなっている。2019年11月に大統領選挙があって、その翌年1月にジョー・バイデンが第46代大統領として就任した。日本では何事もなかったかのように、バイデン大統領がアメリカ合衆国政府の大統領として、執務を開始したと見做し、日米外交を進めている。

 一昨年から始まった新型コロナ感染対策を大々的に、国を挙げて実施し、またその予防対策として、国民にワクチン接種を半強制的に実施している。そして、このワクチン対策には巨額の予算をつけて、財政的な措置も講じている。

 また、バイデン政権はロシアのプーチン大統領がウクライナを侵略したとして、アメリカのバイデン政権と欧州のNATOとが協力して、ウクライナのゼレンスキー政権を支援している。日本も、このバイデン政権に協力し、武器弾薬こそ提供しないが、防弾チョッキを供与したり、ゼレンスキー大統領を日本の国会で演説させ、彼の言い分を聞く機会を与えている。

 逆に、ロシアに対しては、アメリカの指示を仰ぎ、厳しい態度で臨んでおり、日本のメディアは揃ってプーチン批判一色となっている。同時に、ロシアが何故ウクライナに軍事侵攻したかについて、プーチン大統領は何回も機会あるごとに説明しているが、それをメディアは全く報道せず、日本国民に伝えようとはしない。

 従って、日本の大方の国民は、ロシアは悪、ウクライナは善で気の毒、と言う観念を持っている。そこではウクライナ国内でロシア系住民に行っているウクライナの残虐行為や、2014年のミンスク合意など何も知らされない。従って、残虐行為を行っているのは全てロシアである、と言う雰囲気である。ミンスク合意はロシアとウクライナの間でなされ、それをドイツのメルケルとフランスのマクロンとが承認として署名している。そして、この合意を破っているのはウクライナ側である。

 ところで、アメリカ合衆国では、このバイデン政権は偽政権と呼ばれ、統治の正統性はないと見做している者が多いらしい。そして、それはアメリカの軍部の一部とアメリカ合衆国憲法を守ろうとする勢力のホワイトハットである。

 現在のバイデン政権に統治の正統性があるとすれば、このホワイトハットや一部の軍部(ミリタリー)は反乱勢力である。逆にホワイトハット側としては、先の大統領選挙では著しい不正が行われ、この選挙は「盗まれた選挙」であり、現政権には正統性がないとして、これを偽政権と呼び、彼らを無視し、先日10月12日には、上院の承認を得た駐ウクライナ大使ブリジット・ブリンクを逮捕し、軍事法廷に掛けて死刑判決を出して処刑している。(10月12日通信参照)

 また、一昨日10月21には、彼らはボストン大学のコロナ研究所施設を急襲し、そこにいた研究員を逮捕した上で、施設を全て破壊した。(一昨日10月21日通信参照)

 ウクライナ大使の処刑と言い、ボストン大学のコロナ研究施設の破壊と言い、このようなことがバイデン政権の下で許されるのかが問題だと思われる。もしこれらが許されるのであれば、今のバイデン政権には、アメリカ合衆国の統治権限はないと見做される。彼らが偽政権と呼んでいるのが正しいとなる。

 この上で、間もなく中間選挙が行われるが、仮に現在のバイデン政権を支えている民主党が勝利したところで、今のバイデン政権の正統性に関する瑕疵を治癒できるとも思われないので、アメリカ合衆国の統治の混乱は続くことになる。それに世界中が振り回されることは間違いない。

 結局、今のアメリカ合衆国政府の正統性の混乱は、2024年の大統領選挙を待たなければならないのであろうか。そうなれば、今起きているウクライナ紛争は、世界の覇権国家アメリカ偽政権のやりたい放題となる危険性がある。

 そうなると、この紛争が世界大戦に発展して核戦争に繋がりかねない。今のディープステートはプーチンに核使用を盛んに促している節がある。要するに、DSとしては、何とか核戦争を引き起こし、その責任をロシアのプーチンに被せようとしているのかも知れない。