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今回は「いっぷくからありがとう」さんの2023年02月09日「試練の時」と2023年02月10日「個性それぞれな魂たち」の2つの記事を紹介します。
「試練の時」
世の中が大きく変わり、一人一人の心が大切にされる
美しい星に生まれ変わろうとしている今、
ご自身も試練の時を迎えている方も多くいらっしゃいます。
そして、そこから抜け出すのが、なかなか大変な方もいらっしゃいます。
でもその解決法も、心の在り方を説いたブッダの般若心経の中に答えがあります。
同じ現象でも、捉え方次第・・・
悪くとるのか、良くとるのか、、
はたまた感謝を持って受け取るのか。。
自分のこの人生のシナリオは、
全部、自分自身で決めて生まれて来た。
従って、私を悩ませる人、悪く言う人、騙す人・・・
全部自分が、その役をその方にお願いしてきました。
さて、身近な例を一つ・・・
「人生はシナリオ(映画)」という考え方で人生の難局を乗り切った方がいます。
ロック歌手の矢沢永吉さんです。
20数年前、矢沢さんは身内の詐欺に遭って30億円以上の借金を背負わされました。
矢沢永吉「信じろよ、自分を」 https://www.youtube.com/watch?v=JLMcsgppCg8
しばらく酒を飲んで落ち込んでいたそうですが、ある日ふと気付かれたそうです。
「これは映画だと思えばいいやって」
「生活保護受けて苦労して広島から夜汽車に乗って上京し、
やがて世紀のロックンローラーになる役さ」ってね。 悪くないよね。
「途中詐欺に遭ったりいろいろあるけどまあ楽しんでこいと生まれてきた」
そう考えることにしたそうです。
その後ライブをやりまくって本当に30億円を完済します。凄いですね。
矢沢さんの
「リストラされたって、借金を背負ったって
それは役だと思え」という言葉は迫力を感じます。
人生には大なり小なり「まさか」ってことが必ずあります。
失敗や事故、病気、またはだまされたり裏切られたり。
そして生きている限りいろいろな問題を抱えます。
そんなとき「これは俺の役だ」「人生はシナリオ(映画)だ」と思うと気持ちが楽になり、
いろいろな知恵や行動力が生まれてくるのかもしれません。
あとは目の前の与えられた役を一生懸命こなすだけです。
生きている最中(役をこなしている時)は、解らないかもしれません。
ですが、肉体を去って故郷に帰る時、
私たちはきっと思うはずです。
あの時、あんな大変なことがあったから、
私の人生はパンチの効いた素晴らしい体験になった。
そして思います。
あぁ、あれは、あの方に頼んでやってもらったことだった。
私の人生劇場を素晴らしいものにするために、
汚れ役を引き受けて下さってありがとう。。。
ありがとう、、
私の人生劇場に登場して下さった、
沢山の人達、ありがとう って
「個性それぞれな魂たち」
人の気持ちをおもんばかる。
想像する。
共感することは、私たち人間にとって本当に大切なことです。
目の前の人は
・何に泣いているのか
・何に苦しんでいるのか
・何に喜んでいるのか
何千年、何万年も人間と一緒に傍らで過ごしてきた
犬や、猫たちにも「共感力」と言うものが存在し、飼い主が、
・悲しんでいる時
・喜んでいる時
・怒っている時
を察知して、寄り添ってくれます。
彼らは人間から発するオーラ(エネルギー)や、
瞳から発せられるエネルギーに感応して、気持ちを察するようです。
人の心を感じることは、幾多の生死を繰り返し
経験を積み成熟した魂にとって本当に大切なことです。
イエスの黄金律と言われる言葉に
自分がして欲しいと思うことを、相手の方にして差し上げなさい。
この言葉も、相手の心・気持ちを想像する力、感じる能力が
成熟してこないとできないことです。
相手の気持ちや都合や立場を何も考えず、自分のやりたいことだけを主張し、押し通そうとすることは、イエスのこの言葉に逆行しています。
永遠の魂に取って、その経てきた経験や、歴史、出身星、内宇宙、外宇宙か? などの違いや、人間として、どれだけ生まれ変わり、経験を積んできたのか?
そのようなことも、この人間の気持ちの感受性に影響します。
イエスの黄金律は、この地球に置いて、
円滑な人間関係、魂の成長にとって必要だから説かれていることですが、
そのようなことを目的に地球に生まれて来たわけではない魂にとっては
そんなことはどうでもよい話。
ただ単純に「地球での経験」をしたいだけの魂も実際存在します。
ですので、どちらが良いとか、悪いとかジャッジすることはできませんが、
人間関係の摩擦、すれ違い、誤解、疑心暗鬼、これらには差が出るようです。
出身星団に関しても
プレアデスやシリウス、オリオンなどでも、性格の違いがはっきりと分かれるようです。
また地球での転生が多い方でも、
・動物的(動的)な魂の要素の多い方
・植物的(静的)な魂の要素の多い方
・人間としての転生回数の多い方、少ない方
などもいらっしゃり、その魂の特性も、くっきりと分かれるようです。
魂の経験の方法、順番、時期、期間の長さ、目的などは、全て個人の自由ですから、
そこに優劣はありません。好みの違いだけです。
ですので、クラリオン星から直接地球に転生してきた高い知性を持つ小学生の久松奏拓(ひさまつ・そうた)君が言うように、好きや嫌いは、あって当たり前、それは単純に波動の違いであって、良いとか悪いとか・・高いとか低いとか・・そういう違いは一切ない。
そういうことのようです。
玉石混合、いろんなレベルの魂の混在する地球、そこでの経験は、辛いことも多いのですが、
もちろん楽しいこともたくさんあります。
大切なのは、
・互いの違いを認めること、許すこと
・批判しない事
・拒絶しない事
もし自分と異なる波動であれば、自分の中に受け入れて、無理に合わせようとしなくともよいのです。
自分を責める必要はありません。
ただそっと離れるだけ・・
逆に相手に取ったら、自分の言動も、同じように受け取られているのですから。
お互い様です。
でも、人間関係の摩擦、すれ違い、誤解、疑心暗鬼、これらが起きた時、どうしたらよいか?
空海が教えてくださった文殊菩薩の知恵には、議論はするな。
要するに、意見の相違があったとしても、例え議論して、自分の主張を押し通しても、
結局は相手の心は納得していないし、変えることはできない。
かえって、相手の心に恨みを残してしまう。
だから議論はせず、静かに立ち去れ・・と言うことになります。
またブッダは、こう仰っています。
悪口や虚言を受けた時です。
・反論しない
・心の中に入れない。受け取らない
そうすると、受け取らない、悪口や虚言のエネルギーは、結局発した人のところに戻って、自分に降りかかるだけ。反論しない事は、負けたことではない。
そう仰って、実際に実行されています。
もしかしたら役に立つかもしれません。
頭の片隅にでも置いておいて、損はないかもしれません。
また誰かの悪口を、こそこそ隠れて、他の誰かに伝えることは、自らが相手の方の仏心を見ずして、鬼心しか見ていないということと、 更に、善意の誰か(告げ口した相手)に、疑心暗鬼の毒を盛ったと同じこと。
二重の罪(包身)に繋がります。
自分が見ている鬼心を、善意の誰かに押し付ける行為です。
これは神さまの心とは程遠いものです。
美しい心は、住む世界さえ、美しいものに変えてしまいます。
どんな時も、相手の内に仏心を見つけ、感謝の心で、人とのお付き合いをしたいものですね。
最後、良寛さんのお話です。
相手の悪い面(鬼心)を見ても 「気にしない」。
更に進んで「気にならない」。
更に進化の進んだ人は、「気づかない」。
つまり、自分の意識にすら上りません。
大愚であった良寛さんは、きっとこの境地まで達していたかもしれません。
心がピュアで、子供のままの心、人を疑うことを知らない心、純真な瞳、
周りにそんな人はいませんか?
きっと見つかると思います。
愚か者に見えるかもしれませんが、もっとも神に近い存在です。