吉田松陰 「覚悟の磨き方」 池田 貴将 著 24

重い責任

「リーダーもみんなと一緒に手を汚してほしい」
「リーダーも現場に細かく指示を出してほしい」
そんな声を耳にすることがあります。

部下たちが汗水を流しているときに
リーダーが動かずに、考え事をしていれば、
そんな愚痴を吐きたくなる気持ちもわかります。

ですが、リーダーは作業を行うべきじゃありません。
未来を変えるという大きな責任があるからです。

リーダーがやるべきことは、
人一倍周囲に目を配ったり、皆が気持ちよく動けるような規則を考えたり、
お互いがお互いを助け合えるような、
雰囲気を作ることです。

そしてチームの調子が上向きのときも、悪いときも、
とにかく自分の都合は後回しにして、
皆のために尽くすことです。

それだけできているのであれば、
もうリーダーの役割としては
十分じゃないでしょうか。