この人間の世は、最後の審判の時代に、突入しています。それに伴って、人間界の波動も悪化し続けています。なかでも、この二千二十三年の十一月から十二月にかけては、マネーのハルマゲドンに向かうかのようなエネルギー情報が、電気系とマネー系の両方の分野で、放出され続けています。サイバー空間にあった悪性の波動が、PCやスマホといった機器からだけでなく、人間からも出はじめているという印象が強いのです。
どうやら、この世は、人間が作り出したマネーの仕組みによって、多くの人間が落ちていく地獄を新たに創造しているといえるようです。
これまで、私は、ある種の崩壊が、中央銀行制度と通貨発行権の問題の延長上で出ると予測してきたのですが、現実には、そこに通信業界を巻き込んだ、たとえば、デジタル通貨、仮想通貨などの概念とテクノロジーというものまでが悪性の波動を発生させるツールとして、関係しはじめているということなのです。問題は、この波動が、健全な人間の精神活動を阻む方向に意識を誘導することで、考えることより、すでに用意された回答に満足するタイプの人間を生み出すことです。
人間が生きていく上で、マネーを得るために、働くことが、この波動下ではマネーのみを目的とするものに変ってしまいます。
日本の伝統的な人間観は、働くことをよろこびとする、という生産的なものでしたが、それが失われようとしているということです。これが敗戦後、続けられてきたアメリカ的社会にするための教育の成果となります。
このことと、働き方改革の名のもとに進められている、労働時間の短縮という社会的実験によって、多分、モノづくり大国の日本は、労働する価値の否定によって、死んで行くことになります。これが、日本が国際化したということなのでしょう。
このようにして、日本人は牙を抜かれましたが、日本の神々はすでに復活していて、この終末の世の先の用意を着々と進めています。
新しい地球の新しい人間のたましいのもととなるのは、すでに終了した一神教の物語や、無神論宇宙のテクノロジーの主役を担った過去のテーマを再現する物語宇宙ではなく、神を超えた知に到る光の宇宙への道を歩む意識体たるものなのです。その覚醒のための知識の体系が精神学であり、その学びの中で、まず、若い時から、精神学を学んだ人間の意識が、光化したという事象が、この二千二十三年に生じました。そして、この十一月になって、中高年の世代層でも、これまでの光の学びの成果として、そのまま成長し、仕事をすれば、やがて、神格を与えられるであろうと、神界から、承認されるほどの人材が生まれつつあります。
この人材が生まれない限り、光の経済などというものは、地上に姿を現すことなどあり得ないのです。それが、これから、精神学の学びの中から次々と世に出ることになるはずです。
闇のマネーは、なぜ闇なのかというと、それ自体が、天または光の領域から附与された価値によって生み出されたものでなく、人間の闇の思いが、マネーという道具に乗ったエネルギー体だからです。
この正体が、人間の世界に伝わると、いままで、マネーには色がないと信じられてきた経済のルールが大変動を起こすことになります。
闇のマネーを作り出す人間は、闇の人間意識をも作り出し、この世の人間界の波動を汚染してきたということが判明するのです。そして、当然、天または、光の領域では、その責任を問うことになります。それが、これからはじまる地球上での経済危機の根本にあると知ってください。世界は、すでに戦争または、マネーのハルマゲドンの時代に入りましたが、そのエネルギーは、サイバー空間に満ちており、誰も逃れることはできないのです。
神紀三年(二千二十三年)十一月九日 積哲夫 記