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光文書
(ヒカリモンジョ)
Vol.800+30+96
パリは闇の都へ
今回のパリオリンピックの開会式のイベントが、反キリストというメッセージを世界に伝えたことで、ヨーロッパの近現代の文化的中心であった花の都が落日を迎えることになったようです。
これによって、パリの文化と芸術の伝統は、結局のところフランス革命の正当化と、それに続く社会主義、共産主義のイデオロギーの宣伝手段という色彩が強いことが証明されたともいえます。もともと、ギロチンにかけられたマリーアントワネットという演出は、すでに何年か前のある有名なインターナショナルブランドのコレクションの発表会で使われ、物議を醸したもので、世界初というわけではありませんでしたが、高級ファッションのブランド戦略と、今回のパリオリンピックの世界への発信は、同一の価値観を持つクリエーターたちによってなされたことがはっきりしました。
いまの世界を事実上コントロールしているように見える人間グループの価値観を、ファッションをはじめとする西欧の文化産業のクリエーターたちも共有していることが、これによって普通の日本人にも知られることになったのは、たぶん、良いことなのです。
昔から、パリやミラノやロンドンのコレクションに参加している超有名ブランドのクリエーターのほとんどは、同性愛者であることが知られていますが、その主張の場がスポーツの祭典にまで及んだことで、日本国にLGBT法を押し付けた人間グループの勝利が確定したかに見えるのかもしれません。しかし、この先にあるのは、ヨーロッパの終わりを、少なくとも日本人は感じはじめるという文明の転換点です。
いまのヨーロッパで、先進国と呼ばれる国々は、かつての植民地主義の反動で、多くの移民を受け入れ続けてきた結果、同じ民族、同じ宗教という、昔の国民国家のあり方とは違う国家群に変貌しつつあります。それは、見方を変えると先進国のアメリカ化というものです。
アメリカは、移民という手段によって、これまでは経済成長をしてきましたが、この成長モデルは、すでに崩壊し、白人男性が社会的に事実上の逆差別を受けるという異常な国家となってしまいました。この白人のアメリカを完全に破壊したのは、黒人のオバマ大統領で、この時から、アメリカの覇権は一気に崩壊に向かうことになりました。
その次を狙っていた共産党の中国も、不動産バブルの崩壊という、日本と同じ運命を辿り、大国であることを国民が誇った幸福な期間は、終わりつつあります。
このチャイナのマーケットに日本の産業界以上に入れあげたのが、ヨーロッパの産業界で、これから、その反動がはじまり、すでに、ヨーロッパの不動産ビジネスにも危険信号がともりつつあります。いまの世界では、唯一、日本だけが、まだ不動産のバブルの崩壊に到っていませんが、それも時間の問題です。
なぜかというと、いままで、沈黙し、人間の行状を見ていた精神界の存在が、これまでの歴史の補正に動き出しているからです。
その反撃の中心にあるのは、この世界をマネーの力で奪うことを目指してきたある種の人間グループの背後にいる存在を、宇宙的なスケールで追い詰めてきた精神界の存在があります。
現在、日本で覚醒したコトアマツカミの一柱は、すでにガイコクに対する影響力を行使しつつあり、それに続く神々も出るはずです。
日本人が覚醒する前に、すでに、日本の神々は覚醒しており、自分たちの物語が、地球に由来するものではないことを発見して、宇宙の闇と対峙しつつあるのです。
この二千二十四年のパリオリンピックで示された、現代のアートやファッションの背後にあるのが、一種の悪魔崇拝、サタニズムという人間の暗黒面のパワーであるという事実に、この宇宙の闇を見ることができます。
人間は、それと戦うための知識を、すでに手にしています。今回のパリオリンピックというイベントは、その戦いのはじまりの号砲となるものなのかもしれません。
ここから、普通の日本人のパリや高級ブランドへの憧れにも変化が生じることになるはずです。
神紀四年(二千二十四年)八月八日 積哲夫 記