3570「願い事が全部叶う神社」2024.10.4 自分で自分を自分するから

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今回は「いっぷくからのありがとう」さんの2024年09月20日の記事を紹介します。

「願い事が全部叶う神社」

今日は、家族についてです。

家族は神様が作ってくださった人間の一番小さな単位です。

まずマザーテレサの平和に関する言葉をご紹介します。

世界平和のために私たちは何をしたらいいですか?

という問いに対し、彼女はこう言ったのです。

すぐにお国にお帰りなさい。

家に帰って家族を大切にしなさい。

どういう意味かお分かりでしょうか?

正義の旗を振りかざし、世界の平和の為にと大きなことをする必要はありません。

無理をしてまで、まだ見も知らぬ人々のために尽くそう・・などと思う必要もありません。

一番身近な家族さえも大切にできなければ、他人に愛を与えることはできません。

だから、まず家族を愛しなさい。

そうマザーは仰ったのでした。

そして次にご紹介するのが町田宗鳳さんの言葉です。

町田先生は東京外国語大学教授をされています。

14歳で出家した後、お寺で20年間修行。

34歳のときに寺を離れて渡米。

そして博士号を取られて、米国の一流大学の助教授になられ、

日本に帰られて大学の教授をされているという、とても珍しい経歴をお持ちの方です。

<転載開始> 転載元

さてここで、わざわざ本書を買って読んで下さった奇特な読者に、

お礼の意味で、秘密情報を流すことにします。

たまたま図書館で借りて読んでいる人にも、この際、出血サービスで教えてしましょう。

それは、日本一ご利益のある神社がどこにあるかという、とっておきの情報です。

私は一応、プロの宗教学者ですから、そういう世界の情報通なのです。

そのありがたい神社にお参りすれば、七福神の福徳がいっぺんにもらえます。

進学であれ、縁談であれ、金もうけであれ、

願ったことが、全部叶うのです。と聞けば、ぜひ行ってみたいでしょう。

で、その神社がどこにあるかって?

じつは、あなたの家庭が、そうなんです。

お伊勢さんやお稲荷さんにお参りをするよりも、霊験あらたかです。

あなたの家族の一人ひとりに、心の中でかしわ手を打って、頭を下げれば、

福徳円満、家内安全、健康増進、五穀豊穣、子孫繁栄、まちがいなしです。

家族を大切にすることから、すべてが始まります。

あらゆる幸運を呼び寄せてくれるのは、家族なのです。

家族がバラバラなのに、

有名神社で賽銭をいくら気前よく張り込んでも、ご利益はありません。

<転載終了>

確かにその通りですね。

私たちの内には、どなたも神さまがいらっしゃいます。

本当は、わざわざ遠くの有名どころの神社やお寺まで出かけ、

お賽銭を奮発してお参りに行く必要はありません。

神さまとつながろうと意識すれば、どなたでも直ぐに繋がれます。

そして、どうして私たちは家族を作るのか?

喧嘩したり、憎しみ合ったりしながら、どうして人生の長い時間を共に過ごすのか?

家族間の殺人事件は物凄い数なのだそうです。

それだけ家族は近しい関係であるので、甘えももちろん出ますが、

感情ももつれればすさまじい憎しみにつながるのでしょう。

それなのに、どうして私たちは家族というものを作るのでしょうか?

家族。これは神さまが定めた人間の最小の構成単位ですね。

私たちは

・家族だから、期待や要求をぶつけ、干渉し、支配しようとする。

・家族だから、罵り、傷つけ、暴力を振るう。

・家族だから、残酷さや支配欲、身勝手さをさらけ出す。

ブッダは家族についてこう悟られました。

家族とは、他人に対して言わなくてすむわがままを、

目の前の家族という名の特別な存在に対しても言わないという訓練の場。

あることを他人から言われたときに、

その他人に対しては腹を立てたり、怒ったり、怒鳴ったり、いら立ったりしない。

ところが、同じ言葉を夫や妻、子どもから言われたら、

ものすごく激昂(げきこう)して、腹を立てて、怒って、怒鳴りまくってしまう。

家族だから、妻だから、夫だからという理由で制御しないのは、

甘えているという意味でそれを幼児性といいます。

結婚というのは、幼児性の克服のための訓練の場なのです。

そこのところに気がつかない限り、

多分穏やかな家庭生活というのを得ることはできません。

家族というのは、わがままを言い合うために存在するのではなく、

わがままを言えるような人間関係が目の前にあって、

それでなおかつそのわがままを言わないために存在するのです。

そして、その幼児性を克服したうえで、マザーや、町田先生が仰るように

・家族に対しての感謝の心

・幸せにしてあげたいという心

が芽生えたらどうなるでしょうか?

それこそ、私たちが今世、人間として生まれてきた目的の

全てを達成したと同じ意味かもしれません。

神さまが一番喜んでくださることかもしれません。

つまり、家族を大切にすることは、

心を清め、神さまに近付く一番身近な方法だったということです。

ですから、神さまは、私たちに家族という仲間。

魂を磨き合う仲間を与えてくれたのかもしれませんね。

・皆さんは、ご家族を大切になさっていますか?

・笑顔を向けていますか?

・いつも勇気づける言葉をかけていますか?

・いつも肯定して差し上げていますか?

それとも

・まだ憎しみが心の中に淀んでいますか?

・許せないでいますか?

もしかしたら許せない、そのご家族の方も、

本当は仲好しの関係で生まれてきたかったのかもしれません。

でも、お互いの魂を磨き合うため、敢えて、悪役である

「憎まれ役」の役割を引き受けてくださったのかもしれません。

人生の長い時間を共に過ごす家族、大切にしたいものですね。

関係性の、全ての理由、喜びも悲しみも

全ての理由は、肉体を脱いだ後、必ずわかります。