光文書
(ヒカリモンジョ)
Vol.800+30+114
日本の主人
敗戦で、日本の主人は、原爆を落としたアメリカになりました。アメリカという国家にではなく、アメリカを支配している人間グループの支配下になったのが、明治維新で作られた大日本帝国であり、現在の日本国です。
そのアメリカの主人が、二千二十五年から、変わる可能性が見えてきました。このアメリカ人によるアメリカというムーブメントで、アメリカの世界的地位が変化し、グローバリストの支配力にも限界が見えることになります。
トランプ大統領のアメリカは、古き良きアメリカへの回帰を目指すことになりますが、それは、建国の精神に帰るということです。
アメリカが、古き良きアメリカを目指すのと同じように、日本も古き良き日本を目指すことになるというのが、精神界が私に伝えているムーブメントで、それは、オールドメディアの影響で、まだ、多くの日本人の意識上には登っていませんが、二千二十五年には、多くの日本人の意識の表層に上がるはずです。
これは、戦後秩序の崩壊といってもいいもので、政治的にも経済的にも、日本列島は改新の時代に突入することになります。
いまある政党や、いまある官僚機構、教育システムで、その時代に対応することは困難で、江戸時代末期と同じような混乱期を日本列島は迎えることになります。
江戸末期に、日本各地で、新興宗教のようなものが現われたり、お伊勢参りが巨大なムーブメントになったことを見ても分るように、普通の日本人の精神状態も、その時代が来ると、変化することになるはずです。
それが、アメリカにおけるトランプ支持のような政治的ムーブメントになるのか、別な形の変化になるのかは、今の時点では誰にも分りませんが、残念ながら、いまの日本が、このまま続くことはないといえます。
なぜかというと、古事記、日本書紀という、いわば日本の神話によって結界が結ばれた時空での、アマテラス天皇の日本列島の時代が終わり、アメノミナカヌシ天皇の日本列島の時代へと移るからです。
アメノミナカヌシ天皇の時代を担う天皇が、いまの皇室から出るのかどうかも含めて、これから歴史が動きます。これは、日本列島発世界へ、というムーブメントなので、日本とアメリカが連動して、世界がそれに合わせて変わっていくという形になると私は伝えられています。
そのプロセスの中で、いままで、歴史的に蓄えられてきた富が、どのような方法でかは分りませんが、再配分されるか、無効化されるか、というタイミングが来ることになっています。
いまの世界を支配している人間グループは、すでに、この世の富のほとんどを自分たちのものにしていますが、その本来の所有者は彼らではないからです。
このマネーをめぐる戦いが、聖書のもうひとつのテーマであったことも、これからはじまるアメリカドルの攻防で、徐々に表に出ることになりますが、その日、その時とは、その結着も含んでいるということです。
ひとつはっきりしているのは、いまのところ、地上の富をいくら所有しても、死後の世界に、その富は移転できないということです。
精神学協会には、人間世界の富を天に蓄えるシステムが授けられていますが、そのことを、いまの世界を支配している人間グループが知るのは、死後の世界でのことになるはずです。
いまの世界を支配している人間グループは、死んだら終わり文明における支配層なので、彼らのたましいは、死んだら約束されたところに去ることになっているからです。
いまの社会は、自分が生きるために、マネーを必要とし、そのマネーを得るために、人生の大半の時間を費やすように仕組まれています。それを、疑問に思う人間が出てこないようにしているのは、マスメディアというものの洗脳にほかなりません。この巧妙な嘘を人間社会に仕組んだのが何者だったのかも、これから明らかになることになっていますが、アメリカ人がアメリカドルの嘘に気付くところから、その物語の幕が開くのです。日本も、それに伴なって、覚醒することになります。
二千二十五年は、そのはじまりの年となります。
神紀四年(二千二十四年)十二月十二日 積哲夫 記