光文書
(ヒカリモンジョ)
Vol.800+30+128
世界でマネー戦争
アメリカで、トランプ大統領とイーロン・マスクが進めるある種の経済革命に対する反撃というか、攻撃が、サイバー空間でも、現実の人間社会でもはじまり、この世界は、マネーの戦争のような時代へ突入したようです。
それを、いままで富を握っていたグローバリストと、西洋文明の終わりに目覚めた反グローバリストの戦いと見ることもできます。しかし、これはかつて、出口王仁三郎が、第二次世界大戦を、「これは悪神と悪神の戦い」と看破したのと同じ、戦争なのです。ただし、いままで、アメリカを支配してきたその悪神の中心的なエネルギーは、日本列島に移動しているため、かつてのような破壊力はありません。どちらが勝つかというより、とりあえず、トランプの四年間は、この戦いが続くことになり、さらにいうと、千九百二十九年のようなことも起きる可能性が高くなるということです。つまり、いままで続いてきたアメリカ中心の資本主義が終わり、世界のマネーを誰が牛耳るかの戦いが、これから本格化すると考えた方がよいのです。
いまは、テスラやXなどのイーロン・マスクのビジネスが攻撃されていますが、これに対する反撃も、やがてはじまることになります。
テスラの株価の下落が、それだけで終わることはなく、フォートノックスの金の行方が不透明なものとなれば、各国の中央銀行を含む国際金融システムの激震にまで発展することになるはずです。
ここまで、近未来が見えているのに、まだ、アメリカ経済は大丈夫だと無邪気に信じている日本のアナリストやマスメディアは、それを信じた多くの日本人と共に、これから地獄への旅をはじめるのでしょう。
すでに、このマネーの戦争は開始されたのです。
それは、ロシアとウクライナの戦争やイスラエルが仕掛けている戦争とは違い、ミサイルが発射されるのではなく、陰謀と陰謀の戦いであり、それが、現実の世界を巻き込むと、第三次世界大戦となるかも知れない世界規模のものです。
幸いなことに、二十一世紀に入って、さらに世界的な存在感をなくした日本は、この戦いの主要なプレーヤーではありませんが、もし、これが第三次世界大戦ともなれば、いまのままでは、反トランプ陣営の側の国家という位置付けになります。
そして、もしそうなれば、また日本は敗戦国となります。
いまの日本の政党と東京の官僚機構では、そうなる可能性が高いということです。
このマネー戦争の勝者が、ビットコインのような仮想通貨ということも、あり得ると考えておくべきですが、いまの日本政府にその発想はないでしょう。つまり、日本国は、このマネー戦争の時代をこれから漂流し、日本国民は、日本列島にいながら、かつてのユダヤの民が経験したようなディアスポラの民となるかもしれないのです。それが、敗戦後の日本国に仕込んだ、アメリカの陰謀ということです。そして、そのアメリカで、日本人と同じように、国を奪われたアメリカ人が覚醒して、はじめているのが、今回のトランプ革命というものの正体です。
反グローバリストだからといって、その正体は、悪神です。ただ、グローバリストという悪神が勝利することは、すでに、その本体を日本列島に移した結果、もうないということは知っておくべきなのです。
このタイミングを作り、日本を取り戻すというプログラムを実行している存在が、日本神界だということを、私は伝え続けてきましたが、いよいよ、その本番がはじまりました、ということです。
神紀五年(二千二十五年)三月二十日 積哲夫 記